北海道警察音楽隊はさまざまなイベントを開いていますが、2025年春、希望がかないメンバーになった女性がいます。
奮闘の日々を追いました。
音楽を通して交通安全や犯罪防止などを呼びかける北海道警察音楽隊。
2025年4月、音楽隊に新たなメンバーが加わりました。
警察の職員になって3年目の野中佳奈さんです。
「前職で音楽教室の受付をしていたんですが、子どもたちの交通事故や不審者情報を聞いて、子どもたちを守る仕事もしたいなと思った」(野中佳奈さん)
小さいときから楽器を演奏していた野中さんは大学卒業後、音楽教室の事務職に就きました。
「道警の音楽隊で楽器を演奏したい」という思いが強くなり、2023年、道警の事務職員に応募したのです。
「(Q:入隊が決まったときは?)うれしかったです」(野中さん)
音楽隊に入って約1か月後、最初の壁にぶつかります。
音楽隊の役割は警察の広報。
劇は重要な仕事のひとつなのです。
「どうしても動きが小さくなりがち。こうしたい、こう見せたいっていうのが出てくるととてもいいなと思います」(先輩隊員)
「いただいたアドバイス通りにできるように頑張っていきたい」(野中さん)
2025年5月、北海道・富良野市。
音楽劇の公演には約500人の観客が集まりました。
「緊張してます」(野中さん)
野中さんは大きな動作に意識して詐欺への注意を呼びかけました。
「ほっとひと安心って感じですね」(野中さん)
音楽劇のデビューを無事に終えたのもつかの間、また新しい課題が…
「足の順番、右と左がわかんなくなったりとか。足にしか集中できなかったので、まだまだ先は遠い」(野中さん)
ススキノで2か月後に行われるパレード演奏の練習です。
この日は楽器を持たず動きの確認だけを行っていました。
1か月後、公園に移動し楽器を持っての練習も始まりました。
しかしパレードは雨で中止となりました。
「プログラムや曲の解説の司会原稿を作っています」(野中さん)
年が明けました。
まもなく1年でもっとも大きなコンサートが開かれます。
「全体を見たりとか、お客さんに目を向けながら演奏できるようになってきたかな」
「1回踏まえたことを生かしてて少しずつ成長していけたらなと思う」(野中さん)
音楽隊に配属されて10か月。
コンサートは1月18日に開演です。