大手ビール各社が「ビール回帰」へ大きく舵を切ります。
サッポロビール・真田取締役執行役員:
グループ会社が一つになり、各事業の枠を超え、“ワンサッポロ”として取り組んでいく。
16日に事業方針を発表したサッポロビール。
傘下の外食会社と組み、主力ビールの「黒ラベル」と「エビス」に特化したビアバーを銀座にオープンします。
最大規模のマーケティング投資を行い、新たなビールファン獲得を目指します。
ビール強化の動きの背景にあるのは、2026年10月の酒税改正。
「ビール」「発泡酒」「第3のビール」の税額は一本化され、価格差が縮まることが見込まれています。
サントリーは、第3のビールの「金麦」の麦芽比率を引き上げ、10月からビールとして販売します。
価格帯を据え置くことで、節約志向の消費者のニーズに応えます。
キリンも第3のビール「本麒麟(きりん)」をビールに格上げするほか、「晴れ風」や「グッドエール」などビールの新ブランドを相次いで投入しています。
一方、システム障害の影響で売り上げが落ち込むアサヒは、2月下旬に説明会を開く予定で、「スーパードライ」などブランド価値向上を図りたい考えです。
ビールの需要が減少する中、酒税改正で「うまみ」を味わえるのはどの会社か。
ビール戦争は激しさを増しそうです。