越冬するハクチョウたち、常願寺川の一日


富山県の常願寺川河口では、厳しい冬の時期に260羽ものハクチョウが越冬のために飛来していた。気温は氷点下1度。天敵から身を守りやすいこの水辺をねぐらに選んだハクチョウたちの日常を追った。

常願寺川河口は、ハクチョウだけでなく、冬の間河川敷をねぐらにするコミミズクや、大きな魚を抱えて飛ぶミサゴなど、さまざまな野鳥が集まる楽園となっている。


朝が訪れ、気温が上がり始める午前10時頃になると、ハクチョウたちは一斉に飛び立つ。目指すのは約1キロ離れた田んぼだ。彼らが求めているのは、刈り取りが終わった田んぼに残る二番穂である。柔らかな冬の日差しを浴びながら、ハクチョウたちは午後のひとときを過ごす。


北アルプスが夕日に染まる頃、ハクチョウたちは水の張られた田んぼへと移動し始める。そして再び、ねぐらである常願寺川へと帰っていく。

まだ遠い春。ハクチョウたちの富山での暮らしは、これからも静かに続いていく。
(富山テレビ放送)
