寒いこの時期に体が芯から温まる、野菜たっぷりの鍋料理。
多くの具材の中でも欠かせない野菜の1つが白菜ですが、その大きさと価格に気になる変化が起きていました。

東京地球農園・久保田武男さん:
今年は小さいですね。大きくならない。

アキダイ・秋葉弘道社長:
3割ぐらい安い状況なんで、非常にお買い得ですよね。

サイズが小さくて安いとは、一体どういうことなのでしょうか。

ランチタイムに取材班が訪れたのは、東京・中野区にある鍋料理店です。

1人用サイズの鍋・小鍋立てにたっぷり詰まった新鮮な白菜。
そこにニンジンや水菜などの野菜も入れて煮込みます。

最後に大根おろしをたっぷり入れれば、さまざまな野菜が一度に楽しめる鍋の出来上がりです。

訪れた人は「お昼からの鍋、特別感があっていいです。野菜も取れますし」「たくさんの種類、家で作るとなったら難しいというか、材料費がかかっちゃうので、店で手軽に取れた方がいいなと思う」と話していました。

野菜は高値が続いているイメージがありますが、白菜の最新卸売価格は1kg当たり57円。
2025年の同じ時期と比べると、100円以上も安くなっているのです。

ただし、生産の現場を取材すると、白菜のサイズに変化が起きていました。

東京地球農園・久保田武男さん:
ここが白菜畑です。今年は小さいですね。大きくならない。通常だったらプラス3割ぐらい大きいんですよ。夏暑すぎて種がまけなかったっていうのと、種をまいて発芽するのも遅かったので、今大きくなれないんです。

列島に猛威を振るった夏の猛暑が、白菜の生育に大きな影響を及ぼしていました。

東京地球農園・久保田武男さん:
野菜の種って、秋作っていうのは30度を超えると発芽しないんです。発芽しても枯れちゃったり障害を持っちゃう。秋が短いもんだから育つ期間がないんです。それで野菜にもろに影響が出てます。

白菜が育つ秋の期間が短かったことで、例年よりも3割ほど小さく、これ以上大きくならないのだといいます。

例年と比べて3割ほど小さいという白菜に、お客さんは「今日も白菜買おうと思ってます、鍋とかやるんで」「大きい方がお得感があるんで、大きい方買っちゃいますね」「小さいのにあれ、この値段っていうのは。できれば安いほうがいいかな」と話しました。

では、気になる店頭での価格はどうなのでしょうか。

アキダイ・秋葉弘道社長:
白菜はですね、やっぱりね、非常に今の時期としては安いですね。大きいものは出ると思ったら出てこない状況。今後雨が少ないこともあって、大きいものは出回りが少ないでしょうね。

やはり大きいものは少ないものの、その分、手に取りやすい価格になっているといいます。

また、おでんの主役・大根の卸売価格は1kg当たり69円と、こちらも2025年の同じ時期より80円近く安くなっています。

ただ、今は買いやすい大根も含め、今後に向けては心配な点があるといいます。

アキダイ・秋葉弘道社長:
非常に今、大きいのが出回ってます。ただ干ばつですね。最近全然雨降ってないですよね。この後、小さくなって値段も上がる可能性が非常に高いですよね。多くの野菜がそうだと思います。

まだまだ寒い日が続く冬本番。
鍋を存分に楽しむには今がチャンスかもしれません。