2026年の愛しの媛さんぽもよろしくお願いします

2026年はうま年。新年1回目は愛媛県松野町をおさんぽし、地元の新たな特産品を生み出そうと、試行錯誤する男性の熱く粘り強い思いに出会った。

新年を彩る「おさかな館」の珍しい展示たち

愛媛県松野町にある「虹の森公園おさかな館」では、新年にちなんだ特別展示が行われていた。飼育員の村谷拓波さんによると、年始には干支「馬」にちなんだ展示として「ゴールデンゼブラシクリッド」が注目を集めていた。

飼育員の村谷拓波さん:
「シマウマのような模様があることからこの名前がついています。オスは黄色になるのが特徴です」

アフリカのマラウイ湖に生息する固有種で、メスが口の中で子どもを守り育てるという珍しい習性を持つという。

おさかな館の「ゴールデンゼブラシクリッド」
おさかな館の「ゴールデンゼブラシクリッド」
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10万匹に1匹しかとれない希少なナマコ

さらに特別展示として「白いナマコ」も公開されていた。

村谷拓波さん:
「10万匹に1匹しかとれないと言われる希少なもので、『幸せを呼ぶ』とも言われています」

通常黒いマナマコの白化個体で、突然変異によりメラニン色素が欠乏して白くなったものだ。西予市の漁師から昨年12月25日に寄贈されたという。

また、1月31日(土)までの毎週土・日曜日には「ナイトアクアリウム」も開催。普段は閉園している夜8時まで、夜の水族館の様子を楽しめるイベントとなっている。

特別展示の「白いナマコ」
特別展示の「白いナマコ」

自然薯「マツノゴールド」を特産品に84歳の描く夢

松野町は森の国として知られ、町内の森林率は8割以上を占めるという。そんな森の恵みを活かし、新たな特産品づくりに挑戦している人物がいる。

小林健邦さん(84)は、「マツノゴールド」と名付けた自然薯の栽培に15年前から取り組んでいる。山に自生する自然薯の「むかご(零余子)」を畑で育て、約2年で1メートルほどに成長させるという独自の方法だ。

自然薯栽培の達人
自然薯栽培の達人

自然薯が真っすぐ伸びるように工夫を凝らして栽培

小林さんの畑では、自然薯が真っすぐ伸びるよう工夫を凝らして栽培している。

小林健邦さん:
「波板に合わせるんですね。まっすぐ育てるから売り物になるんです」

取材で畑から掘り出した自然薯を見て、満足げな表情を見せた。

小林健邦さん:
「これは大きいです。確実にまっすぐ伸びています」

「マツノゴールド」は自生の自然薯と比べると粘りは劣るものの、風味は変わらないという。小林さんは「白い見た目の美しさやほどよい粘り、調理のしやすさ、そして安価で提供できる点を売りにしたい」と話す。

小林健邦さん:
「本物(自生の自然薯)みたいに1キロ何千円もするようなものじゃなくて、安く食べられるものを作りたいんです。これはこれでいいんだと。その分安く買ってもらえればありがたい」

多くの人に手頃な価格で味わってもらいたいという思いを語った。

波板を使ってまっすぐに伸びた自然薯
波板を使ってまっすぐに伸びた自然薯

安定して出荷できるようにすることが大事

小林健邦さん:
「自然薯はお正月の4日に、お酒を飲んで胃が弱った頃に食べるといい。まずたくさん作って、安定して出荷できるようにすることが大事」

安定した栽培方法を確立し、次世代に栽培技術を伝え、松野町の新たな特産品として確立させることが小林さんの夢だ。

小林健邦さん:
「先は見えているけれど、まだまだ克服しなければならないことがある。それまでは頑張らないといけない」

84歳になっても情熱を持ち続ける小林さんの挑戦は続いている。

胃が弱ってなくてもおいしいとろろ
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テレビ愛媛
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