愛媛県が本格販売を始めたばかりの高級柑きつ「紅プリンセス」が、中国に流出した可能性があることが12日までに分かりました。栽培農家も怒りを通り越して呆れ返っています。

中国の大手通販サイトで販売されているオレンジ色に実った果実商品紹介を見ると“紅公主”の文字。日本語で「紅プリンセス」という意味で、愛媛県が開発した高級柑きつ「愛媛果試第48号」のブランド名「紅プリンセス」と同じ名前です。

この品種は去年に本格販売を始めたばかり。それがすでに中国に流出した可能性があり、愛媛県が事実確認を進めていることが分かりました。

「またかという感じ、怒りは通り越して呆れてる」。こう話すのは「紅プリンセス」を栽培する松山市の北条森農園の生産者です。愛媛県ではすでに別の人気のオリジナル高級柑きつ「紅まどんな」も流出した可能性があるとされています。

森涼平さん:
「アウトですよね。一生懸命私たちがブランドの品質を作り上げて、その味とかが信頼で成り立ってるのに」

なぜ新品種の「紅プリンセス」が中国で流通しているのか。FNNが通販サイトの販売業者を直撃すると、「市場で穂木が売っていて、その枝を買って接ぎ木をしました。農家に『美味しいの』と聞いたら、『美味しいよ』と言われた。もう2~3年前のことです」と答えました。

愛媛県は事実確認を進める一方で、中国に品種登録を申請中。しかしまだ登録されていない状況です。このため、中国で販売されている苗などが愛媛から流出したものだとしても、販売差し止めなどの具体的な対抗措置は取れない状況としています。

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テレビ愛媛
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