迫る真冬の解散総選挙。
15日、野党側で大きな動きがありました。
高市首相(14日):
(解散は)通常国会の早い時期ということでお話ししたかと思います。
高市首相が仕掛けた解散劇に対し、公明党の斉藤代表は14日に「“大義”なき解散だと」と述べ、日本維新の会の藤田共同代表は「“大義”はあると思います」と述べました。
解散の“大義”が問われる中、15日に驚きの動きを見せたのが長年、与党と野党で対立してきた公明党と立憲民主党です。
15日午後3時ごろ、党首会談を開いた立憲民主党の野田代表と公明党の斉藤代表。
冒頭のカメラ撮影の間、両者に笑顔はありませんでした。
しかし、迫る総選挙に向け合意したその結論は、両党による新党の結成です。
立憲民主党・野田代表:
新党をつくって戦っていこうということの合意ができた。
公明党・斉藤代表:
公明党・立憲民主党はそれぞれ存続したまま新党を設立し、(衆院選での)統一名簿を作成する。
高市首相が与党幹部に通常国会の早い時期に解散する意向を伝えてから一夜。
19日月曜日、解散に至る経緯などを国民に向け説明するとしていますが、最大の焦点が解散の大義にどう言及するか。
自民党・鈴木幹事長(14日):
連立のパートナーが変わった、そうしたことに対する国民の皆さんの審判というのはまだ受けていない。
日本維新の会・藤田共同代表:
新しい連立政権の是非、そして連立合意書に書かれたことの是非を堂々と問おうと。これが私たちが考える一番スッキリした大義であります。
「大義はある」と与党側は強調しますが、野党側は反発。
立憲民主党・野田代表:
なぜこの時期の解散なのか。
公明党・斉藤代表:
今回の解散は国民生活をないがしろにした大義なき解散だと思います。
高い支持率を維持する高市政権に対抗するため、立憲、公明の両党が出した答えは、保守でも革新でもない“中道勢力”を結集する新党結成でした。
立憲民主党・野田代表:
勇ましいことばっかり言う政治に対抗して、国民生活に根差したことをしっかり訴えていく“中道勢力”というのは、まさにいま日本にとっては大事。
党内で対応を一任された立憲民主党の野田代表。
一方、公明党の斉藤代表も「どういう方法で“中道勢力”の結集を図っていくか、その提案をさせていただきたいと。そしてご了解をいただきたいと」と述べました。
中道勢力を結集させる両党の思惑が一致。
新党を結成し、早ければ2月8日に投開票を迎える衆院選で、統一名簿を作ることで一致しました。
ただ、参院議員と地方議員については立憲、公明それぞれの党に引き続き所属するとしています。
支持者は今回の新党結成についてどう感じているのでしょうか。
創価学会を支持母体とする公明党。
1999年のいわゆる「自自公連立」から2025年の石破政権まで、自民党と連立を組み続けていました。
公明党の支持者からは、「2つで新しい党をつくっても足りない、力は。でも一本になればいいと思う。昔の新進党みたく集まれば与党に対応できる。これは時代の流れだと思う。あとは期待するしかない」「すごく懸命な判断だった。公明党らしさを大きく出していくためには、自民党といつまでも組んでいても難しいのではないかと感じていた」と様々な声が上がりました。
一方、自民党は新党に警戒感を見せています。
自民党・小野寺税調会長:
激戦区、接戦区においては、少なからず影響があるかな。中道というより、かなり左の方になるのかなと。
また、立憲民主党の中からは反発の声も。
原口一博衆院議員はXに「数合わせのための野合には、大義がありません」と投稿しました。
戦後最短の決戦となる可能性がある今回の解散総選挙。
新党の名前は近く発表される見通しです。