マイページ
広島・二葉の里で見つけた、日常に寄り添う七福神めぐり|FNNプライムオンライン

広島・二葉の里で見つけた、日常に寄り添う七福神めぐり

Google ニュース プリファードソース

散歩がそのまま祈りになる場所。
石段を上り、手を合わせ、スタンプを押す――七つの社寺をゆっくり巡ると、暮らしの中の小さな豊かさが見えてくる。

福禄寿の微笑みに迎えられて

石段を上がると、まず福禄寿の穏やかな顔が視線を受け止める。福(幸せ)、禄(豊かさ)、寿(長寿)を象徴するその微笑みに、自然と手が合わせられる。堅苦しさはなく、参拝は暮らしの一区切りのようだ。「目が合いました」「いい一日になりそうだね」といった何気ない声が交わされ、そのやわらかなやり取りがこの場所の居心地の良さを語っている。

福禄寿の穏やかな微笑み
福禄寿の穏やかな微笑み
この記事の画像(4枚)

冊子とスタンプがつくる散歩のリズム

手元の冊子と並ぶスタンプは、散歩に程よいリズムを与える。順路に決まりはなく、自分のペースで回れる自由さが心地よい。恵比寿、弁天、撫で牛といったそれぞれの社が、日常の願いを受け止める。住職の言葉が静かに場を結ぶ。「この位置がね、広島城から言いますと鬼門にあたりましてね、昔からお城を建てますと鬼門の方角にお寺や神社を建ててそこを守護していただくと。せっかくごろ合わせの7ですからね、縁起物の七福神をそれぞれがまつって、そして皆様をお迎えしようという考え方で、2007年からスタートいたします」。並んだ由来と巡りの意味が、素直に伝わってくる。

パンフレットに刻まれる一つひとつの印。順路は自由、思い出は確かに残る。
パンフレットに刻まれる一つひとつの印。順路は自由、思い出は確かに残る。

出会いと遊び心が添える余白

散歩の途中で生まれる小さな出来事が、この巡りを特別にする。外国から来た若者が楽しそうにスタンプを押す姿、1円玉を浮かべて歓声が上がる瞬間、すべてが日常の延長でありながら少しだけ彩りを添える。七つの社寺を巡る行為は、大きな教えを説くものではなく、手を合わせること、触れること、言葉を交わすことで暮らしに寄り添う祈りを確かめさせる。

遊び心が生む小さな祝祭。浮いた一円玉が参加者の笑顔を誘う。
遊び心が生む小さな祝祭。浮いた一円玉が参加者の笑顔を誘う。

歩き終えたときに残るのは華やかさではなく、ささやかな満足と人のあたたかさだ。

テレビ新広島

  • 1
  • 2
【よく一緒に読まれている記事】
医師の夢にかける“不屈の49歳” 11浪+14年で医学部卒 「今度こそ…」6度目の国家試験へ
医師の夢にかける“不屈の49歳” 11浪+14年で医学部卒 「今度こそ…」6度目の国家試験へ
関連記事
テレビ新広島の他の記事
軽自動車など車3台が絡む事故 74歳女性が意識不明 軽自がセンターラインはみ出したか 広島・廿日市市
軽自動車など車3台が絡む事故 74歳女性が意識不明 軽自がセンターラインはみ出したか 広島・廿日市市
都道府県
広島市植物公園の半世紀の歩み 「楽しめる植物園」 次の50年も市民の憩いの場所に
広島市植物公園の半世紀の歩み 「楽しめる植物園」 次の50年も市民の憩いの場所に
都道府県
名古屋市の学校では学級写真が廃止 プライバシーを守る! あなたはどう思う? 広島の街の人にキキコミ!
名古屋市の学校では学級写真が廃止 プライバシーを守る! あなたはどう思う? 広島の街の人にキキコミ!
ライフ
「消防防災フェア」で日頃の備えの大切さ 家族で学ぶイベントに1万1000人 東広島市
「消防防災フェア」で日頃の備えの大切さ 家族で学ぶイベントに1万1000人 東広島市
都道府県
一覧ページへ
テレビ新広島
テレビ新広島

広島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。

×