東京都と足立区は日本の鉄道で最も混雑する日暮里・舎人ライナーの混雑緩和に向けて、並行してバスを運行させる実証実験を始めた。
日暮里・舎人ライナーは、国土交通省によると、朝の混雑率が177%にのぼるなど5年連続で全国1位の混雑路線となっている。
その混雑を緩和させようと今年3月まで、江北駅から日暮里駅間で直行バスを運行させる。
舎人ライナーの混雑率177%を他の混雑路線と比較してみると、混雑することで有名な埼京線の板橋~池袋間の朝のピーク時でも163%、中央線の中野~新宿は161%、日比谷線の三ノ輪~入谷間でも163%だ。
日本一混雑する車両のなかは一体どうなっているのか。東京都交通局の担当者から撮影の許可を得て、一緒に体験乗車してみた。
乗車した時間は最も混雑する8時台。電車が駅に入線してきた、が、すでに人ですし詰め状態。かろうじて中に入る。
車内ではほぼ身動きができない状態で手を動かすことも難しくスマホを操作している人もごくわずかだ。
利用者にとって最も不便なのは、電車に乗り込めないケース。時間に合わせてホームにきても、人が多すぎて電車に乗れないことがよくあるそうだ。
駅に着いても、降りる人よりも乗車してくる人のほうが多い。
一方、こうした混雑を緩和するためにスタートしたのがバスの実証実験だ。
バスの利用は無料だが事前に申し込みをして「利用者証」を持った人のみが乗車できる。
都や足立区は、実証実験の結果を踏まえ混雑緩和対策を検討するとしている。