テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「桜の開花」についてお伝えします。

桜の開花、なぜ寒い東京が宮崎より早い?

まだまだ寒い日が続く中、今回の古山予報士は桜の映像をバックに、さらには頭に桜色の帽子?をかぶって登場しました。ソメイヨシノの桜のつぼみを模したそうです。

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今回の話題は、まさに「桜」。7日に撮影された日南市の寒咲一号(かんざきいちごう)の映像が流れると、スタジオは一足早い春の雰囲気に包まれました。

この日、ウェザーニューズから2026年桜の開花予想、第一回が発表されました。

 それによると、全国で最も早い開花は東京の3月21日、そして宮崎は3月24日と予想されています。平年並みとなりそうです。ただここで、素朴な疑問が。寒い東京の方が宮崎より先に咲くのは、ちょっと不思議ですよね。

皆さんも同じように感じたことはないでしょうか。桜前線は南から北上するイメージが強いのに、なぜこのような逆転現象が起こるのでしょう。

桜が目覚めるスイッチ「休眠打破」とは?

「桜の開花のためには、冬の寒さと春の暖かさ、両方が必要なんです」と古山予報士は解説します。

桜の花の赤ちゃん(花芽)は、開花のずっと前、前年の夏にはすでに出来上がっています。その後、秋になると花芽は休眠状態に入り、成長をストップさせます。
そして、ここからが重要なポイントです。この眠っている花芽は、冬の厳しい寒さに一定期間さらされることで、眠りから目を覚ますのです。この現象を「休眠打破(きゅうみんだは)」と呼びます。

つまり、冬の寒さは、桜にとって眠りから覚めるための「目覚まし時計」の役割を果たしているのです。休眠打破を終えた花芽は、春の暖かさを感じると一気に成長を始め、美しい花を咲かせます。アメ(春の暖かさ)とムチ(冬の寒さ)が両方必要なのは、人間も同じですね。

そのため、冬の寒さが厳しい東京の方が、宮崎よりも早く「休眠打破」のスイッチが入り、結果的に開花が早まることがある、というわけです。

その雲、何に見えますか?「パレイドリア現象」

コーナーの最後には、視聴者から寄せられた一枚の不思議な写真が紹介されました。

こちらは8日の朝に延岡市で撮影された雲の写真です。児玉アナが「竜のように見えますね」と言うと、古山さんも頷きます。細長く伸びる雲の形が、まるで天に昇る竜のようです。このように、雲の形や壁のシミなどが、全く別の意味のあるもの(動物や人の顔など)に見えてしまう現象には、「パレイドリア現象」という名前がついています。

写真を投稿してくれた日向市の彩乃さんは、通学途中にこの雲を見つけたそうです。古山予報士は「空を見上げる余裕っていうのを持っていきたいですよね」と話していました。忙しい毎日の中でも、ふと空を見上げてみると、思いがけない発見があるかもしれませんね。

(テレビ宮崎)

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