国連の安全保障理事会は5日、アメリカによるベネズエラ攻撃を協議する緊急会合を開き、アメリカとベネズエラによる非難の応酬となりました。
ベネズエラの隣国コロンビアの首都ボゴタから、古賀颯祐記者が中継でお伝えします。
ベネズエラの首都中心部で激しい銃声が響いたとのことで、現地で一時、緊張が走りました。
銃声があったのは首都カラカスの大統領府付近で、その後、複数のメディアによりますと、銃声は付近を無許可で飛行するドローンに向けて治安部隊が発砲したもので、大きな混乱はなかったということです。
この銃声の数時間前にベネズエラでは暫定大統領の就任式が開かれ、これまで副大統領を務めていたロドリゲス氏が正式に暫定大統領に就任しました。
就任式では、マドゥロ氏と妻について「2人の英雄が拉致されたことにとても心を痛めている」と述べたロドリゲス氏ですが、前日にはアメリカに対し協力的な姿勢を示していて、今後の対応が注目されます。
一方、コロンビアについては、アメリカのトランプ大統領が4日に麻薬対策が不十分だとしてコロンビアのペトロ大統領を批判し、さらにコロンビアへの攻撃の可能性を示唆しました。
ボゴタでコロンビア国民にトランプ大統領の発言の受け止めを伺ったところ、「全く関係ない私たちが代償を払わされるのだ」「アメリカが来るなら、マドゥロと一緒にうちの大統領も連れていって」など様々な声が聞かれました。
このほかにも「トランプ大統領が標的にするのはコロンビアが資源豊かな国だからだ」などと反発の声のほか、「ペトロ大統領は史上最悪の大統領だからアメリカに拘束されても構わない」というトランプ大統領の発言を歓迎するような意見もあり、様々な受け止めがされていることが分かりました。
ペトロ大統領は5日、自身のSNSで「祖国のためなら再び武器を取るだろう」とトランプ大統領に反発していますが、一方でコロンビアの内務相は5日、麻薬取引対策でアメリカ政府と協力する姿勢を示していて、ベネズエラに加えコロンビアを巡っても、先行き不透明な情勢です。