2026年がスタートした中、飛躍が期待できる人や注目のスポットなどを紹介。
今回は島根県出雲市に1月7日オープンするイチゴの収穫体験施設に注目します。
村上遥アナウンサー:
島根県にあります出雲大社に来ています。
この出雲大社のおひざ元に中国地方最大規模のいちご狩りスポットがオープンします。
旧暦10月の「神在月」には全国から八百万の神々が集う島根県出雲市の出雲大社。
そこから車で5分ほどのところにある「出雲ICHIGO縁」。
1月7日オープンのイチゴの収穫体験施設です。
約2ヘクタールの敷地にハウス2棟を設け、栽培面積は7500平方メートルと中国地方最大級の観光イチゴ農園です。
村上遥アナウンサー:
すごく広いですね、いちごもいっぱいなってますし、しかもいちごが上から吊るされてますよ。いちごの下に入れちゃいます。
広々としたハウスの中、まず目を引くのが…
村上遥アナウンサー:
これはどうしていちごが宙に浮いてるんですか?
出雲ICHIGO縁・伊藤一樹さん:
この可動式ベンチ(プランター)は栽培面積が約1.5倍増えます。
ベンチが上下することによって、お客さんがスムーズにいちご狩りができます。
イチゴが育つのは可動式の空中プランター。
空間を有効に活用して、作付けを増やせるほか、上下に動くことで無理のない姿勢で作業でき、足元にも空間が生まれ自由に移動できます。
作業を効率化し、スタッフの負担を軽減、子どもや高齢者、車いすの利用者にとっても使いやすい施設を目指しました。
出雲ICHIGO縁・伊藤一樹さん:
この「スターナイト」は島根県ではあまり栽培されてない品種、このいちご園ではいつでも食べられる。
「スターナイト」という品種は、豊かな風味と際立つ甘さが特徴です。
このほか、甘さと酸味のバランスが絶妙な「よつぼし」、小ぶりながら濃厚な甘さの「ベリーホップすず」。
山陰ではまだ珍しい3つの品種があわせて5万株栽培されています。
村上遥アナウンサー:
園内には、木造のトレーラーハウスもあり、カフェになっているんです!
いちご大福などスイーツには、ここでとれたイチゴがふんだんに使われています。
村上遥アナウンサー:
いちごの濃厚な味がします。ソフトクリームというより、シャーベットのような食感です。甘くておいしいです。
また併設されたショップには、採れたてのイチゴに…全国で人気のお菓子や地元の菓子店と共同開発したスイーツなど約100種類が販売されていて、イチゴ尽くしです。
出雲大社周辺に新たな観光スポットをと誕生したこの施設、持続可能な農業を通じた地域活性化をめざす松江市の企業「TSK農縁」が開設しました。
イチゴ栽培に携わるのは8人のスタッフ。このうち5人が20代です。
出雲ICHIGO縁・正木優貴さん(出雲市出身・28歳):
愛知で自販機にドリンクを入れる作業をしていました。
出雲ICHIGO縁・伊藤一樹さん(出雲市出身・26歳):
私はJR西日本で鉄道の整備士をしていました。
異業種から転職、農業は未経験というスタッフを支えるのが、情報通信技術を活用した最新鋭のスマート農業です。
ハウス内のセンサーで温度や湿度、日射量などを感知、自動制御でイチゴにとって最適な環境を作り、水やりも自動で行います。
出雲ICHIGO縁・伊藤一樹さん:
こちらがバイオマス発電です。バイオマスで発電したエネルギーをハウスなどで使うようにしています。
また、ハウスの冷暖房など施設で使う電力には、地中と外気の温度差を利用する地中熱や木質バイオマスなど再生可能エネルギーを活用、エネルギーの地産地消も進めています。
この農園の最年少のスタッフが渡部竜也さん。
現在25歳で、農業に関わる仕事がしたいと2025年4月からここで働いています。
栽培から収穫、出荷するイチゴのパック詰めまで幅広くこなしています。
出雲ICHIGO縁・渡部竜也さん(雲南市出身・25歳):
植物に対して愛情をかけるほど応えてくれるので、日々の成長をみて楽しいと感じます。ちゃんとなってくれてひと安心、このままいちごが採れるように頑張りたいです。
1年目は不安もありましたが2年目を迎えた中、無事に実ったイチゴを見て、手応えを感じています。
出雲ICHIGO縁・渡部竜也さん:
お客さんの喜ぶ顔が見ていて一番うれしいので、お客さんの喜ぶ顔が見たいと思って栽培をしています。
出雲ICHIGO縁・正木優貴さん:
たくさんのお客さんを迎えられるようにいちごを作って頑張りたいです。
最先端の技術が支える新しい農業…“神々の里”で未来の農園が第一歩を踏み出します。