「白磁」の人間国宝で去年7月に亡くなった井上萬二さんの窯で、仕事始めにあたる恒例の「初窯出し」がありました。
有田焼を代表する窯元の一つで美しい純白と柔らかな造形が特徴の白磁を制作する井上萬二窯。
けさは井上萬二さんが亡くなって初めての初窯出しが行われ、孫で三代目の井上祐希さんを含む職人など6人で焼きあがった作品を取り出す作業などが行われました。
2つの窯から取り出されたのは去年12月下旬に窯入れされ、24時間1300度で焼かれた壺や皿など約300個の作品で、職人たちは仕上がりを入念に確かめていました。
また、窯出しされたなかには生前の萬二さんが作り焼いていなかった作品もあります。
【井上萬二窯三代目 井上祐希さん】
「祖父が亡くなったので今年は自分自身のこと、窯のことなどいろいろ整理をしないといけない。それに向けて整える1年というか、それに時間を使うと思う」
初窯出しの作品は7日から東京都で開催される個展や、2月東京都で開催される祖父の萬二さん、父の康徳さん、祐希さんの3人の作品が並ぶ三代展などで展示される予定です。