2025年9月に閉園した札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」に残された違法建築物が2025年末時点で34棟あることがわかりました。

 ノースサファリは、開発が制限される市街化調整区域に獣舎やフードコートなどを違法に建て続け、約20年営業していたことが問題となり、2025年9月末に閉園しました。

 市が閉園直前の9月18日に行った調査で、違法建築物は122棟あり、5月の調査から11棟しか減っていないことが判明。10月、運営会社の「サクセス観光」に対し、12月26日までにすべての建物を撤去するよう勧告を出していて、撤去状況によってはより強制力のある『除却命令』を出すことも検討しています。


 2026年1月5日に開かれた定例記者会見で秋元克広札幌市長は、「2025年末の段階でサクセス観光から、34棟ほど(園内に)残っていて、期限までのすべての建築物の除却は困難であるという報告があった。動物がまだ中にいるという状況だ」と明かしました。

 そのうえで秋元市長は、「一定の進捗が見られ、去年9月に確認した数字よりはだいぶ減ってきているが、依然として残っている。近日中に、まずは現地への立ち入り検査を行い、残っている建物の状況や動物の移動状況を確認したい」と述べ、撤去の見込みなどを踏まえ除却命令を出すかどうか判断する方針を示しました。

 一方、ノースサファリには2025年11月末時点で256匹の動物が残されていて、サクセス観光は12月中に14匹移動させ、242匹に減らす計画書を市に提出していました。

 しかし、12月26日夕方、同社が同月25日時点で動物が246匹いることを報告。市によりますと、予定通りに移動が進まなかった理由については、寒さに弱い爬虫類の移動が難しいことなどから、移動が10匹に留まったということです。

北海道文化放送
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