アメリカ軍によるベネズエラへの大規模な攻撃について、最新情報をワシントン支局から林英美記者がお伝えします。

トランプ大統領は数時間前、記者団に対し、ベネズエラへの攻撃について「世界平和のためだ」と述べ、攻撃の正当性を改めて強調しました。

トランプ大統領は、ベネズエラの再建が進んだあと「適切な時期に選挙が行われる」との考えを示しました。

また、「多くの歴代大統領はモンロー主義を失ったが私は失っていない」と述べ、中南米に対するアメリカの影響力を重視する姿勢を強調しました。

──「モンロー主義」とは?

モンロー主義はもともと、ヨーロッパが中南米に干渉しない代わりにアメリカもヨーロッパに干渉しないという考え方でした。
しかし、20世紀以降はヨーロッパに代わってアメリカが中南米に影響力を持つという解釈が広がり、政権交代や軍事介入を正当化する理屈として使われることも増えました。
トランプ政権が12月に公表した国家安全保障戦略でも、「大統領の下でモンロー主義に帰結する」と明記されています。

──アメリカ政府の狙いは?

トランプ政権はベネズエラによる違法薬物の密輸対策を理由に挙げています。
ただ、実際の狙いはマドゥロ政権の転覆にあったとみられています。
トランプ大統領は第1次政権の2020年、マドゥロ大統領を麻薬密売の罪で起訴し政権転覆を試みましたが失敗に終わっています。
反米姿勢を強めてきたマドゥロ政権は中国やイランとも関係が深く、トランプ政権にとって強く警戒する存在だったといえます。
さらにトランプ大統領は、「アメリカの石油会社が数十億ドルを投じてベネズエラで石油を掘り出す」と述べ、原油埋蔵量が世界最大級とされるベネズエラでアメリカの石油利権を回復する狙いもあると指摘されています。

フジテレビ
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国際取材部
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