俳優の大東駿介さんが、訪れた街のうんちくや、まだ地元住民にも知られていないような魅力を探す「発見!てくてく学」。

今回訪れたのは、みかんの産地として有名な和歌山県有田だ。

■みかん以外の魅力がいっぱい!箕島漁港へ

みかんのイメージが強い和歌山県有田だが、実はみかん以外にも様々な魅力がある。

大東駿介さん:有田大好き、先月も遊びに来た。

そう話す大東さんだが、今回は有田の海側を訪れるのは初めてだという。

大東駿介さん:海側、遊びに来たことない。みかんがある山の方ばっかりだった。海来たことないわ!

今回訪れたのは、江戸時代後期から続く歴史ある箕島漁港。200種類以上の魚が水揚げされる、関西有数の漁港だ。

俳優の大東駿介さん
俳優の大東駿介さん
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■関西屈指の漁獲量を誇る魚とは?

箕島漁港では、「太刀魚」が関西屈指の漁獲量を誇っているという。

漁港直営の「浜のうたせ」では、漁港で水揚げされた新鮮な魚がそのまま商品として並んでいる。

2020年にオープンしたこの市場では、アシアカエビやタイ、旬のマナガツオなどがお手頃価格で販売され、その場で調理もしてもらえる。

大東駿介さん:ここの直売すごいですね。モンゴウイカ!こんなデカいの!イカだけでもこんな種類あんねや。買って帰りたい。

箕島漁港の太刀魚
箕島漁港の太刀魚

■紀州の海が育む極上の太刀魚

漁師の富山裕隆さんによると、箕島漁港が面する紀伊水道は大阪湾からの海水と黒潮がぶつかる漁場だ。そのため、ここで獲れる太刀魚は身が締まっていて、特においしいのだそうだ。

富山裕隆さん:紀州の海は、大阪湾から海水は流れてくる。南からの黒潮がぶち当たるとこ。(魚が)食べる栄養がええていうから。

漁は夜中の3時に出航するという。漁師たちは「我先に」と競い合って漁場へ向かい、太刀魚をとる。

太刀魚は頭を上にして直立で泳ぐため、魚群探知機にはほとんど映らないそうで、網を投げ入れる場所は、漁師の長年の経験と勘で決まるのだ。

「我先に」太刀魚漁
「我先に」太刀魚漁

■うたせ食堂の絶品!太刀魚料理

大東さんは「うたせ食堂」で太刀魚料理を堪能する。オーシャンビューの気持ちのよい店内で、まずは「季節の海鮮丼」を注文。

大東駿介さん:たまらんわ…この甘みと歯ごたえ。太刀魚っておいしいな。もうダシやん。

「太刀魚と海老の天丼」も注文し、プリプリのアシアカエビの天ぷらを味わう。さらに太刀魚の「ほねく天」という有田の郷土料理も。これは太刀魚を骨ごとすりつぶして揚げた料理で、ふわっとした食感が特徴だ。

大東駿介さん:また来るわ。こんな場所があるんだって僕知らなかったので。

富山裕隆さん:漁師さんは店番の感じでいてる。

地元の漁師さんから直接話を聞きながら、新鮮な魚を買える「浜のうたせ」は、まさに漁港の魅力を直に感じられる場所だ。

「季節の海鮮丼」
「季節の海鮮丼」

■保育所をリノベーションした施設で味わえる「クラフトビール」

続いて大東さんが訪れたのは、かつての保育所をリノベーションした施設。クラフトビールの醸造所、ベーカリー、宿泊施設などが集まる複合施設になっている。

大東駿介さん:今回は、大東からの“ちなみに”なんですけども、有田に来たら是非立ち寄っていただきたい場所がある。

2016年に閉鎖した保育所をリノベーションしたこの施設では、「Nomcraft(ノムクラフト)」というクラフトビールを醸造している。

さらに併設された「GOLDEN RIVER」のハンバーガーも絶品だと大東さんは太鼓判を押す。

THE LIVING ROOM
THE LIVING ROOM

■日本一に輝いた有田生まれのクラフトビール

代表の金子さんによれば、去年日本最大級のクラフトビールの評評会で日本一を獲得。

その名も「オクトパスキング」というフルーティーでトロピカルなビールを早速味わう大東さん。

大東駿介さん:うま。めちゃくちゃ香りがいいし、めちゃくちゃフルーティー。

金子さん:オクトパスキングは香りもいいし、口の中に入れた時にぐわーって広がる海のイメージ。

元給食室だった場所で醸造されるビールは、年間70〜80種類もの限定品を含め多彩な種類がある。

保育所の職員室だった場所は今やバーカウンターになっている。

元給食室だった醸造所
元給食室だった醸造所

■有田川町の再生とクラフトビールの出会い

「ノムクラフト」誕生のきっかけを聞いた。

2014年に発表された消滅可能性都市にリストアップされた有田川町。

金子さんは、かつてバックパッカーとして世界中を旅していた経験を持つ。そんな彼が偶然訪れたのが、「全米で1番住みたい街」と呼ばれるようになったポートランド。

かつての衰退した工業都市が、自然を生かした住民主体の街づくりによって生まれ変わったポートランドの事例を参考に、有田川町も町おこしを計画。2015年に有田川町がポートランドと連携することになった。

そんなタイミングで金子さんはポートランドで有田川町の人と出会い、この町に移り住むことを決めたのだ。

その後、有田川町で、ノムクラフトのヘッドブリュワーを務めるアダム・バランさんらと出会った。

金子さん:有田川町の水のいいところは、プレーン。無地のキャンバス。僕らがそこにビールにあったものをデザインできる。

有田の豊かな水と自然の恵みを活かした唯一無二のビール造りが、この地で始まったのだ。

大東駿介さん:僕は本当そういう意味でここが好きで、ここに来ればこの土地が知れる。この土地のこれからにすごく可能性を感じる。

(関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」2025年12月04日放送)

ノムクラフト誕生にきっかけ
ノムクラフト誕生にきっかけ
関西テレビ
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