少子化や教職員の働き方改革に伴って進められている「部活動」の地域移行について考えるセミナーが松江市で開かれました。
このセミナーは、少子化や教職員の働き方改革に伴って進められている中学校の「部活動」の地域移行について県内の自治体の担当者などに他県での事例などを参考にしてもらおうと県が開きました。
会場の松江市のくにびきメッセには島根県のほか中国地方の各県からおよそ150人が集まりました。
セミナーでは、始めにスポーツ庁の担当者が基調講演を行い、中学校の「部活動」を取り巻く現状や課題を指摘、全国の先進的な取り組みの事例を挙げながら、今後のあり方について見通しを示しました。
スポーツ庁地域スポーツ課・大野雅史課長補佐:
「部活動の良さを引き継ぎながら地域ならではの新たな価値を付加するよりよい活動」
参加者:
「地域に協力を求めていくのが重要具体的な策を聞いたので、それをヒントにやっていきたい」
島根県教育庁保健体育課・太田俊介課長:
「島根県は特に中山間地域や離島が多いので、指導者の確保や地域の受け皿の確保が大きな課題」
県は2025年3月、公立中学校の部活動の地域連携、地域移行の方針を初めて策定、今後の具体的な進め方について検討を始めています。