札幌市厚別区に住む80代の女性が、キャッシュカードをだまし取られ、現金100万円を引き出される被害に遭いました。

 警察によりますと、12月24日、女性宅の固定電話に区役所の健康保険課を名乗る男から電話がありました。

 男は「健康保険の還付金が振り込まれていませんか」「キャッシュカードが磁気不良なので交換します」「これから郵便局員を向かわせます」などと女性に話しました。

 その後、自宅を訪れた郵便局員を装う男が「新しいカードは後日届けるので、それまで古いカードは封筒に入れて保管してもらいます」と告げたあと「印鑑が必要です」などと説明。

 女性が印鑑を取りに玄関から離れた隙に、別の封筒にすり替えてキャッシュカード1枚を盗みました。

 女性は翌日、不審に思い封筒を開けたところ、中にはトランプ4枚が入っていたことから被害に気づき、警察に届け出ました。

 盗まれたキャッシュカードの口座からは、数回にわたり現金合計100万円が引き出されていました。

 警察は「区役所の職員などをかたり、キャッシュカードを取りに行くという電話を受けた場合は詐欺を疑い、警察に相談してください」と注意を呼びかけています。

 ※詐欺相談などができる警察相談専用電話は#9110

北海道文化放送
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