データ提供 PR TIMES
本記事の内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (release_fujitv@prtimes.co.jp)までご連絡ください。また、製品・サービスなどに関するお問い合わせに関しましては、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。
プレスリリース配信元:株式会社総合資格
建設・不動産関連の資格取得スクール「総合資格学院」を運営する株式会社総合資格(本社:東京都新宿区、代表取締役:佐藤 拓也)は、12月24日(水)に公益財団法人 建築技術教育普及センターより発表された「令和7年度 一級建築士 設計製図試験」の結果について分析しましたので、ご報告いたします。
▼令和7年度 1級建築士設計製図試験 合格発表
https://www.shikaku.co.jp/course/1k/info/seizu-eligibility/?utm_campaign=press

■令和7年度 1級建築士 設計製図試験 合格発表
受験者数 11,381人(前年度11,306人)合格者数 3,988人(前年度3,010人)
合格率 35.0%(前年度26.6%)
採点結果の区分
○採点結果については、ランクI、II、III、IVの4段階区分とする。
○採点結果における「ランクI」を合格とする。
ランクI(35.0%):「知識及び技能」(※)を有するもの
ランクII(1.6%):「知識及び技能」が不足しているもの
ランクIII(53.7%):「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクIV(9.7%):設計条件及び要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
※「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。
合格発表分析
◆『採点結果の区分』について令和7年度 一級建築士設計製図試験における合格率は 35.0% となり、前年度(令和6年度26.6%)と比較して8.4ポイント上昇しました。一方で「ランクIII」が53.7%(同23.9%)、「ランクIV」が9.7%(同48.0%)となっており、「ランクII」は1.6%(同1.5%)という前年度同様に低い数値となりました。このように合格者以外のほとんどが「ランクIII:知識技能が著しく不足している」以下という明暗のはっきり分かれた採点結果からは、建築士に求める知識・技能の水準(合格基準)に到達していない答案が多数存在している状況が伺えます。
◆『受験者の答案の解答状況』について
令和7年度 一級建築士設計製図試験の『受験者の答案の解答状況』では、主にランクIII及びランクIVの該当要因が以下のように記載されていました。
・設計条件に関する基礎的な不適合:「要求室・施設等の特記事項の不適合」、「高さ制限への適合が確認できる情報の未記載」等
・法令への重大な不適合:「直通階段に至る重複区間の長さ」等
これらの内容から、単に計画として成立しているか否かだけでなく、「法令に適合していることを図面上で説明できているか」が、合否を分ける大きな評価軸となっていることが考えられます。特に本課題では、「高さ制限(道路斜線・隣地斜線)」「直通階段の歩行距離・重複距離」といった、数値と根拠を伴う法令確認事項について、明確な図示・記載が求められました。
また、試験元から発表された「合格基準」を確認すると、令和7年度も採点のポイントと計画の要点の設問がほぼ同じとなっています。「建築計画」では、「周辺環境への配慮及び来庁者への配慮」、「来庁者と職員・議員等とのセキュリティを踏まえた動線計画」、「庁舎に必要な室(議場、町長室・副町長室等)の配置と諸室との関係性」、「構造計画」では「採用した構造(耐震構造・免震構造・制振構造等)の特性を踏まえた計画」、「議場の構造計画」、「設備計画」では「省エネルギー及び二酸化炭素排出量削減への配慮」、「庁舎の機能維持のために発電機の給電対象とした設備とその配慮」が挙げられ、図面と計画の要点の整合性も評価のポイントであることが伺えます。
◆『標準解答例』について
・庁舎計画としての基本的な考え方
標準解答例1.・2.に共通して見られる特徴は、庁舎建築に求められる基本的な計画の原則を踏まえ、来庁者と職員・議員それぞれの利用形態や役割の違いを明確に意識した計画がされている点にあります。来庁者動線については、総合受付や窓口機能へのアクセスがわかりやすく、初めて利用する来庁者にも配慮した明快な構成となっており、庁舎として求められる公共性と利便性が図面上で的確に表現されています。
また、夜間・土日祝日の利用を前提とした住民交流スペースの扱いについては、執行部門や議会部門の執務空間と適切に切り分けた配置とすることで、通常業務時間外においても庁舎の一部を安全かつ効率的に開放できる計画としています。
さらに、議会部門と執行部門のゾーニングについては、それぞれの機能や利用者特性を踏まえた明確な区分がされ、議場を中心とした議会関連諸室と、日常的に利用頻度の高い執行部門の諸室とが、相互に支障をきたさない配置計画となっています。
セキュリティは、計画の要点記述の設問(1)「3.来庁者と職員・議員等とのセキュリティを踏まえた動線計画」でも問われており、出題者の意図を正しく読み取り、図面・要点記述で正しく答えることが重要だったと考えられます。
・法令・設計条件への対応
標準解答例1.・2.では、法令および設計条件への対応について、評価のポイントとなった事項を設計図書として確認できる形で示している点が共通しています。高さ制限への適合については、計画建築物が制限内に収まっていることを示すだけでなく、道路斜線や隣地斜線の斜線勾配、算定に用いた寸法等を断面図上に具体的に記載することで、適合状況が第三者に確認できる表現となっています。また、直通階段に至る重複区間の長さについては、居室の最も遠い位置から各直通階段に至る歩行経路を明示し、重複区間の範囲および長さを数値で示すことで、法令への適合が確認できる構成としています。これらの点から、令和7年度課題では、法令を知識として理解しているだけでなく、高さ制限や避難計画に関する適合根拠を、設計図書として明確に表現できているかが、重要な評価ポイントであったと考えられます。
■令和8年度合格に向けて
総合資格学院では「高い分析力」に基づき、「課題ラインナップ/講座カリキュラム」を構成。建築計画はもとより、法令、構造、設備を含めた実務的かつ具体的な要求に対応するための「インプット指導」により、どのような課題にも対応するための「原理・原則の理解」を基本コンセプトとした指導を行っています。加えて、次年度以降試される試験課題を想定し、
・精度・表現力の高い図面の学院指定時間での完成作図指導
・自由度の高い要求を意識し、様々な対応を繰り返し実施するエスキス指導
・課題要求をクリアするための細かく徹底したチェック・添削指導
により、設計製図試験に合格するための「アウトプット指導(エスキス/作図/記述)」を積極的に行っております。
令和8年度、確実な試験突破をめざす方は、ぜひ当学院の講座受講をご検討ください。
【令和8年度】設計製図完全合格対策コース

学科試験免除の方を対象とし、3月から早期に製図試験対策を開始するコースです。
課題発表前の実力養成講座(127.5時間:計15回)で、合格レベルの作図力、計画力、時間管理力を身につけ、課題発表後の課題対策講座(99時間:計11回)で当年度課題用途に特化した学習を行い万全の体制を整えます。
【令和8年度】設計製図完全合格対策コース
■合格実績No.1スクール 総合資格学院
総合資格学院は、株式会社総合資格が運営するスクール事業ブランド。建設・不動産関連の資格取得スクールとして圧倒的な実績を誇っており、特に難関国家資格の建築士試験受験対策に強みを持っています。
【総合資格学院 高実績の建築士講座の特徴】
■「人対人」による対面指導
難関試験だからこそ、「不明点がその場で、すぐ質問できる」「受講生の理解度に沿った講義が行われる」など、効果・効率のよい学習が可能です。
■講義の中核となるプロの講師陣
「受講生全員合格」を目標に掲げ、目の前にいる受講生の悩みを的確に解決し、受講生一人ひとりに合格までの明確な道筋を示します。
■合格まで受講生一人ひとりを徹底サポート
教務スタッフを中心に学習進捗状況の把握、出席確認から学習アドバイス、さらにはモチベーションアップまで万全のサポートを実施。
■合格のノウハウを凝縮したオリジナル教材
試験の最新傾向や過去の出題傾向も徹底的に分析し、毎年改訂を行っています。
また延べ数十万にもおよぶ受講生の声を反映させているため圧倒的なわかりやすさも実現。
■知識を確実に定着させる学習サイクル
知識を確実に定着させ、その知識を基に得点できるようにするため、予習・講義・復習の段階ごとに専用の教材を用意。
■合格実績日本一を達成し続ける製図指導
作図手順の指導を段階ごとに行い、作図途中の手元は講師が教室を巡回し確認します。
改善点はその場でアドバイスを実施し、きめ細かな添削も魅力。
【開講講座】
<建築系> ・一級建築士 ・二級建築士 ・構造設計一級建築士 ・設備設計一級建築士 ・建築設備士
<施工管理系> ・1級建築施工管理技士 ・2級建築施工管理技士 ・1級土木施工管理技士 ・2級土木施工管理技士 ・1級管工事施工管理技士
<不動産系> ・宅建士 ・賃貸不動産経営管理士
<インテリア系> ・インテリアコーディネーター
▼総合資格学院 公式ホームページ https://www.shikaku.co.jp/
▼総合資格学院 公式X https://x.com/shikaku_sogo
▼総合資格学院 公式Instagram https://www.instagram.com/sogoshikaku_official
▼総合資格学院 公式LINE https://lin.ee/bFS34qb
▼総合資格学院 公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCljaeqHlizgXdSRrlU9XYyg
【会社概要】(2025年4月1日現在)
[所在地] 株式会社 総合資格 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル22階 [TEL] 03-3340-2810(代)[所在地] 株式会社中部資格 愛知県名古屋市中区錦1-2-22 中部資格ビル [TEL] 052-202-1795(代)
[代表者] 佐藤 拓也
[設 立] 1987年1月
[社員数] 661名
[資本金] 総合資格:1億円 [売上高] 140億円(2024年9月期)
[事業内容]各種国家資格受験講座の開催、各種セミナーの開催、教材の出版、法定講習の開催、人材事業
[URL] https://www.shikaku.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ