プレスリリース配信元:ワンダーファイ
~単純な選択肢では割り切れない、いまの保護者の迷い~
思考力が育つ知育アプリ『Think!Think!(シンクシンク)』や、STEAM通信教材『ワンダーボックス』を提供するワンダーファイ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:川島 慶)は、年少~小4の子どもを持つ保護者を対象に、家庭の教育方針や教育観に関する調査を毎年実施しています。
本リリースでは、2025年の調査結果(有効回答2,833件)をもとに、保護者の教育方針や「育てたい力」を多角的に整理・分析した内容をお知らせします。

◼︎調査サマリー
- 教育方針(A:みんなができることをしっかり身につけさせたい/B:うちの子の得意・個性を伸ばしたい)は、 どちらかに決めきれず、「どちらともいえない」と回答する層が一定数存在した。その割合は前年より増加した(前年差:+3.1pt)。
- 「どちらともいえない」層では、学校教育への感じ方でも同様に判断を保留する回答が一定数見られた。
- 教育方針の違いにより、「育てたい力」の選び方に一定の傾向差が見られた。
◼︎教育方針は二択では捉えきれない。「どちらともいえない」層が映す、いまの保護者の迷い
保護者に対し、「(A)みんなができることをしっかり身につけさせたい」「(B)うちの子の得意・個性を伸ばしたい」という教育方針のうち、どちらをより重視しているかをたずねました。
その結果、「A」に近いと回答した保護者は42.4%、「B」に近いと回答した保護者は34.6%でした。

一方で、「どちらともいえない(中立)」と回答した保護者も23.1%存在し、前年と比べて3.1ポイント増加しました。

このことから、教育方針は「AかBか」という単純な二択だけでは捉えにくく、お子さまの成長や状況に合わせて考え続けている保護者が一定数いる可能性がうかがえます。
◼︎学校教育への感じ方も「安心/不安」だけでは割り切れない
学校教育に対する感じ方(「安心して任せることができる」~「大いに不安を感じている」)についてたずねたところ、保護者の46.2%が「安心して任せることができる」と回答しました。
一方、教育方針の質問で「どちらともいえない」と回答した保護者のうちの44.7%は、学校教育に対する感じ方についても「どちらともいえない」と回答しました。

この結果から、学校教育に対する感じ方についても、現時点では「安心・不安」のどちらかに簡単に捉えきれないと感じている保護者が一定数いる可能性が示唆されます。
※本調査は、学校教育の良し悪しを判断するものではなく、保護者の受け止め方の多様性を整理することを目的としています。
◼︎教育方針によって、「育てたい力」に選ばれやすい項目が異なる
保護者に対し、お子さまの「学校教育とは別に育みたいと思う能力」を19項目から複数回答で選んでもらいました。全体では、「思考力」を選択した割合が最も高い結果となりました。

教育方針別にみると、「(A)みんなができることをしっかり身につけさせたい」を重視する保護者では、「思考力」や「問題解決力」を選ぶ割合が高い傾向が見られました。
「(B)うちの子の得意・個性を伸ばしたい」を重視する保護者では、「自己肯定感」や「創造力」を選ぶ割合が高い傾向が見られました。

※本結果は優劣を示すものではなく、保護者が重視する観点の多様性を整理するためのものです。
◼︎ワンダーファイ調査チームからのコメント
これまで教材開発を通じて、多くの保護者の方の声を伺ってきました。
その中で、「何事も人並みにできるようにしてあげたい」という思いと、「わが子ならではの個性を伸ばしてあげたい」という思いが、同時に語られる場面にたびたび出会ってきました。どちらも、お子さまの幸せを願うからこそ生まれる自然な思いだと感じています。
今回の調査でも、「AかBか」とは言い切れない回答が一定数見られました。背景の一つとして、AIの普及などを背景に教育を取り巻く情報や選択肢が増える中で、家庭の中で簡単に結論を出せないテーマが増えていることが影響している可能性があります。
また、こうした「どちらともいえない」という回答は、決めきれないというよりも、日々の子育ての中でお子さまの成長を見つめながら、葛藤しつつより良い選択を探している過程で生まれる面もあるのではないかと考えています。
ワンダーファイはこれからも、変化し続ける環境の中で保護者の方の迷いに寄り添いながら、ともに考え続けます。そして、子どもたちが「知的なわくわく」を原動力に、楽しみながら学び続けられるきっかけを提案し続けます。
今回の調査結果を踏まえ、私たちは「どれを選ぶか」だけでなく、「前向きに考え、選び取っていける環境をどうつくるか」という視点が、今後いっそう重要になると捉えています。
◼︎調査概要
- 調査名称:教育・知育に関するお客様調査
- 実施期間:2025年11月7日~11月9日
- 調査方法:インターネット調査(オンラインアンケート)
- 調査対象:年少~小学4年生の子どもを持つ保護者(日本国内)
- 有効回答数:2,833件
- 調査主体:ワンダーファイ株式会社
■ 思考力が育つ知育アプリ『シンクシンク』について

『シンクシンク』は、ワンダーファイが掲げるミッション「世界中の子どもが本来持っている知的なわくわくを引き出す」に基づき作られた知育アプリです。
思考力を育てる上で土台となる5分野(空間認識・平面認識・試行錯誤・論理・数的処理)を、網羅的に楽しみながら学べるアプリとして、2016年より各アプリストアで配信をスタートし、2024年4月で累計ユーザー数300万人を突破いたしました。
Googleによるアプリアワードの受賞、キッズデザイン賞の受賞など、国内外で高い評価を受けており、言語の壁を超え世界150カ国の子どもたちに愛されています。
『シンクシンク』 公式HP:https://think.wonderfy.inc/
■ 遊びながら学ぶSTEAM通信教材「ワンダーボックス」について

2020年4月にスタートしたワンダーボックスは、デジタルとアナログの組合せにより、家庭で子どもの「思考力・創造力・意欲」を育てるSTEAM領域(※)の通信教育サービスです(対象年齢:4~10歳)。プログラミング、アート、ボードゲーム、パズルなどのあそび感覚の教材で、これからの時代に求められるSTEAM教育領域の基礎能力を培うことができます。キッズデザイン賞、グッドデザイン賞、ペアレンティングアワードなど、数多くのアワードを受賞。教材としてのデザインやクオリティに高い評価をいただいております。
(※)STEAM(スティーム)教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をとった言葉で、理系+アートの教育領域を指します。欧米の教育政策で提唱され、近年は日本の教育改革においても重視されている概念です。
ワンダーボックス公式HP:https://box.wonderfy.inc
■YouTubeチャンネル「Wonderfy TV」について

YouTubeチャンネル「Wonderfy TV」では、毎週1本程度、思考力・創造力領域で様々な知的わくわくを引き出す知育動画を配信しています。
YouTubeチャンネル「Wonderfy TV」:https://www.youtube.com/@WonderfyTV
https://www.youtube.com/watch?v=5sTscYClbCw
■ワンダーファイ株式会社について

ワンダーファイは、世界中の子どもから「知的なわくわく」を引き出すための教材やコンテンツを開発・運営する会社です。STEAM教育の新しい通信教材『ワンダーボックス』 や、150カ国300万人の子どもが楽しむ思考力が育つアプリ『シンクシンク』を運営しています。国際的な算数大会の問題などを多数制作・監修している、STEAM/STEM教材・思考力教材のパイオニアです。
2018年11月には、世界最大の教育ベンチャーのコンペ「Global EdTech Startups Awards (GESA)」の日本予選にて最優秀賞を受賞(*1)。また、SXSW EDUなど、世界的な教育フォーラムに日本代表として出展、登壇などを行ってきた実績があります。
ワンダーファイは、自社サービスに加え、キャラクターとのコラボレーションや教育機関・企業向けのコンテンツ開発・監修も行っています(*2)。幼児教育や問題制作の専門知識、そしてユニバーサルに楽しめるUI/UXをデザインする開発力を活かし、さまざまなパートナーと共に、新たな「知的なわくわく」を創造しています。
ワンダーファイ株式会社 公式HP:https://wonderfy.inc
(*1)「Global EdTech Startups Awards (GESA)」での受賞について https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000012970.html
(*2) パートナーとの協業について https://wonderfy.inc/solution
■報道関係者お問い合わせ
ワンダーファイ株式会社 広報担当: 長畑・池田
メールアドレス: pr@wonderfy.inc
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