有明海で養殖されている佐賀県産ノリの入札会が25日に開かれました。2回目の今回は去年よりも枚数が多く、質のいいノリがとれているということです。
【野口貴史記者】
「今シーズン2回目の秋芽網ノリの入札会です。今年のノリは去年に比べて色も数も順調だということです」
秋芽網ノリの今シーズン2回目の入札会には、去年よりも2000万枚以上多い、約1億8900万枚が出品され、全国から50社、約280人が買い付けに訪れました。
今シーズンは海の栄養塩が少ない状況が続いていましたが、雨が降ったことで回復傾向にあり、赤潮も発生していないことから、色落ちせず黒々とした去年よりも質のいいノリがとれているということです。
【県有明海漁協 中島光参事】
「週末にまた少し降雨があって低栄養塩も少しずつ回復しておりまして、量もとれています。まだまだ柔らかくておいしいノリが揚がっています」
県有明海漁協は「このままのペースが続けばおのずと4年ぶりの日本一奪還も見えてくるだろう」と話しています。