不思議なミニチュアの世界
身近にあるものを使って日常を表現したミニチュア展が、10月14日から北海道札幌市の大丸札幌店で開催されている。
ユーモアあふれる不思議な世界に、思わず笑顔がこぼれる。
サーファーが挑んでいるのは、デニム生地でできた大波。

待合室のカラフルな椅子は、文房具のクリップでできている。

石井祐里枝アナウンサー:
横から見ると髪どめが並んでいますが、上から見ると発掘された恐竜の化石が表現されています

会場には、写真約120点と実物のミニチュア作品約50点が展示されている。
ミニチュア写真家・見立て作家 田中達也さん:
米を雲に見立てている。アクリルを浮かせることで、雲に見えてきませんか?
この作品名は、ハブ・ア・"ナイス"・トリップではなく、ハブ・ア・"ライス"・トリップ。

制作したのは、ミニチュア写真家で見立て作家の田中達也さん。日常にある身近なものを、何かに見立てるのが特徴だ。
ミニチュア写真家・見立て作家 田中達也さん:
見立てとは、簡単に言うと似ていると言うこと。みんなが知っているものを、知っている何かに変換する。雲の形が犬に見えるという想像は、心に余裕がないとできない。その余裕を仕事の時とか日常に追われている時も持って欲しい

会場を訪れた人に、その魅力を尋ねると?
来場客:
普段身近にあるものに、小さいミニチュアの人が一緒にいて、実際に存在しているように見えるのがすごい
また、会場にはこんな遊び心も。
石井祐里枝アナウンサー:
この作品は指輪で雪だるまが作られていて、2人の溶けない愛を表現しています

石井祐里枝アナウンサー:
隣には大きな指輪が用意され、同じ世界観で写真を撮ることができます

会場には、まるで自分が作品に入り込んだような巨大なオブジェも配置され、写真撮影も自由に楽しむことができる。
ミニチュアライフ展2は、11月1日まで開催される。

(北海道文化放送)