北海道初の感染例です。道央の60代の男性がマダニにかまれ、致死率が最大で30%のウイルスに感染し入院していることが分かりました。
マダニが媒介するウイルス感染症の重症熱性血小板減少症候群、通称SFTSを発症したのは、道央の60代男性です。
北海道や札幌市によりますと、男性は7月30日に発熱や頭痛、筋肉痛などの症状を発症。
8月2日に病院を受診し検査したところ、致死率が最大で30%のSFTSに感染していることが分かりました。
嘔吐や出血、腹痛などの症状があり男性は入院していますが、回復傾向にあります。
男性は日常的に草木に触れる機会があり、7月下旬に肩をマダニにかまれていました。
道は草の茂った場所に入る際は肌の露出を控えるよう呼び掛けています。
マダニに噛まれないためのポイントです。
まずは肌の露出を少なくしてください。帽子や手袋を着用して、首にタオルを巻くのも有効です。
そして長袖や長ズボン、登山用のスパッツなどを着用してください。その際、シャツの裾はズボンの中に、そしてズボンの裾は靴下や長靴の中にと隙間のないように着用してください。
足は完全に覆う靴を履いてください。サンダルなどは避けるようにしてください。
さらに明るい色の服を着るというのもポイントです。マダニを目視で確認しやすくするためです。
夏休みにアウトドアを楽しむ方も多いと思います。十分に気をつけてください。