岩手県一関市で3年連続で開催されてきた若者向けのファッションイベント「TGCteen」について、市は12月23日の会見で2026年度は開催を見送る意向を示しました。
これは23日の定例会見で発表されたものです。
「TGCteen」は東京ガールズコレクションの10代向けのイベントで、一関市では2023年から3年連続で開催しています。
市内に工場を置くヘルメット製造大手「SHOEI」からの企業版ふるさと納税の寄付金などが活用されてきました。
2025年は来場者とオンライン視聴者あわせて延べ約51万9300人が参加し、約8億8000万円の経済効果があったということです。
開催を見送った理由として、市は「地域活性化に一定の効果を上げられた」ことや「会場としていた一関ヒロセユードームが改修工事で使用できず、開催場所の確保が難しい状況にある」ことを挙げています。
一関市 佐藤善仁市長
「ワクワク感ドキドキ感(のあるイベント)を3年続けたことによって、一関という街の見方が変わるきっかけになったと思っている」
一関市では、イベントの開催に充てていた寄付金を今後は地域課題解決のための別の事業に役立てたいとしています。
(岩手めんこいテレビ)