宮城県名取市の駐車場で、生後間もない赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、司法解剖の結果、死因が「不詳」だったことが分かった。警察は、遺体の腐敗が進んでいたため、死因の特定に至らなかったとしている。
警察によると、12月18日午前7時ごろ、名取市増田にある認定こども園の駐車場で、近くを通りかかった人が生後間もない男の赤ちゃんの遺体を発見し、110番通報した。
赤ちゃんは裸の状態でアスファルトの上に置かれており、その場で死亡が確認された。捜査関係者によると、遺体は発見前日の17日夜から18日朝にかけて遺棄されたとみられている。
遺体は死後数日が経過し、一部が腐敗していたという。警察は司法解剖を行ったが、腐敗が進んでいたことから死因を特定できず、「不詳」と判断した。
警察は引き続き、遺体の状況などについて慎重に調べを進めている。