被爆80年の節目の年も精力的に被爆体験を集めた『証言』がこのほどまとまり、23日に長崎の証言の会が出版の記者会見をしました。
『証言2025 ナガサキ・ヒロシマの声』は「長崎の証言の会」が発行していて、1969年から数えて今回で82冊目となります。
2025年は被爆・終戦から80年にあわせ、長崎の役割を考えた座談会とあわせ、12人の被爆体験が収録されています。
中には遺族がまとめたオランダ人の元捕虜2人の体験も盛り込まれていて、証言の会はこれからは周りの人たちの声を集めることも重要だと話しています。
山口響 編集長
「実際に被爆者と一緒に生活をした下の年代の人たちが、どのような生活実感を持ったのかも本人の証言」
城臺美彌子
「あったことを読んでもらって、再体験してもらって、もし核が使われたらどんなことになるんだと想像してもらわないと今のままだったら大変なことになる」
『証言2025』は1冊 2500円(税込み)で、市内の書店やオンラインなどで購入できます。