兵庫県上郡町は、町税を滞納している人の銀行口座の差し押さえにあたり、滞納者と同姓同名で生年月日も同じ“別人”の口座を誤って差し押さえたと明らかにしました。

上郡町によると先月、滞納された町税・約3万円を徴収しようと県外に住む人の銀行口座を差し押さえました。

しかし今月10日、差し押さえられた人から「上郡町に縁もゆかりもなく、心当たりがないのに口座が差し押さえられている」などと電話があり、町が確認したところ同姓同名で生年月日もおなじ“別人”の口座を差し押さえたことがわかったということです。

預金口座の差し押さえにあたって金融機関に照会した際、本来、差し押さえをするべき人の登録住所と異なっていたものの、確認が不十分だったことが原因だとしています。

上郡町は誤って取り立てた額を返金するとともに、町長の名前で謝罪の手紙を出していて、口座の登録住所と滞納している人の住所が一致するのかの確認を複数人体制で行うなど、チェック体制の強化を図るとしています。

関西テレビ
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