観光庁がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備地域をめぐり、自治体からの申請を改めて受け付ける方針を明らかにしたことについて、福岡市の高島宗一郎市長は22日、「一度たりとも検討していないし、今後もする考えがない」と述べました。

IRの整備地域の追加選定に向け、観光庁は自治体からの申請を2027年5月6日から11月5日まで受け付ける方針を明らかにしました。

IR整備法では最大3カ所を選定するとしていますが、これまでに大阪の計画だけが認定され、残り2カ所は決まっていません。

高島市長は22日の会見で「IRそれ自体は、得られた収益で街づくりのインフラを整えるなど一定の役割はある」としながらも申請については「一度たりとも検討していないし、今後もする考えはない」と表明しました。

高島市長はIRをめぐり「私自身は政府が何か言ったからといってこれまでも検討していないし、これからもしないと言い続けている」と述べた上で、「福岡は保守的なところもある」「これをいきなり手を挙げてなどというのはなかなか賛同されないと思う」と述べました。

テレビ西日本
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