2024年7月の豪雨災害に伴う戸沢村蔵岡地区の集団移転について、全世帯の32%が、村が提示した予定地以外への転居を希望していることがわかった。

これは、22日に開かれた説明会で村が明らかにしたもの。
村は3年後の2028年度の集団移転を目指していて、その予定地として中央公民館の南側に「住宅団地」、中央公民館の東側に「集合住宅」を整備する考えを示していた。

その上で、どこに転居したいかを問うアンケートを実施。
その結果、全69世帯が集団移転事業に同意し、このうち37%が「住宅団地」、31%が「集合住宅」に住みたいと回答した。

集団移転事業は全世帯の同意と、“村が提示した予定地に半数以上が転居すること”が必要で、その要件は満たしたが、32%が「予定地以外への転居」を希望した。
この結果を受けて加藤村長は…。

(戸沢村・加藤文明村長)
「32%の人が予定地以外へ行かれる。そのみなさんにはどうか戸沢村にとどまるようお願いしたい」

村は2026年3月までに事業計画をとりまとめることにしていて、住民の意見や要望を最大限反映させる方針。

さくらんぼテレビ
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