日銀が利上げする中、長期金利は2%を超える高い水準が続いています。
円安が進んでいた円相場は、為替介入の可能性が意識され円高にふれる展開となっています。
債券市場では、長期金利の指標となる10年物国債の利回りが22日、一時、約27年ぶりの高さとなる2.1%まで上昇し、2%を超える水準が続いています。
日銀の利上げのほか、高市政権のもとで2026年度予算案が過去最大規模になり、国債が増発されることへの警戒感も上昇基調につながっています。
一方、円相場は日銀がこの先の利上げは急がないとの観測が強まる中、一時1ドル=157円台後半まで円安が進みましたが、為替介入の可能性が意識され、156円台前半まで円高に戻しています。
片山財務相:
投機的な動きを含めて行き過ぎた動きに対しては対応をとる。
こうした中、金の価格が最高値を更新し、田中貴金属工業の1グラム当たりの小売価格は午前9時半時点で、22日に比べ447円高い、2万4861円となりました。
これまでの円安の流れを受けて、円建ての金価格が上昇しています。