京都市伏見区できょう＝23日未明、住宅が焼ける火事があり、この家の住人とみられる20代の男性が死亡しました。
火事があったのは、京都市伏見区にある木造3階建ての住宅で、午前0時54分ごろ、この家に住む女性から「3階が燃えていて、炎と煙が出ている」と消防に通報がありました。
消防車などが出動し、火はおよそ2時間後にほぼ消し止められましたが、住宅の3階部分を中心におよそ40平方メートルが焼けました。主に寝室など、居室とみられる場所が燃えたということです。
出火当時この家には、通報した女性とその夫、それに20代の息子の3人がいました。
火事に気づいた父親と母親は、自力で家の外へ避難しましたが、息子の安否が分からなかったため、消防が家の中を捜索すると、室内で倒れている男性を発見しました。
男性はすぐに救急搬送されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。警察は、この男性がこの家に住む20代の息子ではないかとみて、身元の確認を進めています。
現場は、京都市営地下鉄・醍醐駅から東におよそ1キロの住宅街で、火の勢いにより隣接する住宅の外壁の一部が焦げました。
警察と消防は、火が出た原因について詳しく調べています。
