岩手県盛岡市が財源の確保などを目的に進めている123事業の「見直し」について、12月22日の市議会全員協議会で、市は子育て支援に関する3つの事業について「見直し」を見送り、現行まま継続する方針を示しました。
盛岡市は財源の確保を目的にイベントや市民サービスなど123の事業について、2026年度以降の見直しや廃止を検討しています。
22日の全員協議会で市は放課後児童クラブの利用料補助金など3つの事業について、利用者から不安の声が多数寄せられたことから、2026年度の見直しは実施せず現行のまま継続するとの方針を示しました。
内舘茂市長
「関係者の皆さんの不安をできるだけ早期に和らげる必要があると判断し、他の事業に先行して現時点での考え方・進め方を示すもの」
また市は2026年1月14日に内舘市長が出席し市民向けの説明会を開くと発表しました。
これに対し議員からは「短時間の説明だけでは市民の理解を十分得られない」といった意見が出されました。
野田尚紀市議
「令和8年度の予算編成という喫緊の課題があるということは分かるが、説明会を1回開いたから良いという話ではない」
市によりますと、今回見直しが見送りとなった3つの事業以外については、1月下旬に事業の見直しの内容を決定する予定です。