濃厚な甘みとプリプリした食感が堪能できる“カニの刺身”に、脂がたっぷり乗ったマグロ。

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物価高が家計に直撃する中、“正月食材“をお得に買える店を取材した。

直売所は大にぎわい

“最大9連休”となる2025~2026年の年末年始。

買い物情報に関するサービスを手がける会社のグループが行った調査では、約7割の人が年末年始の過ごし方に「物価高の影響がある」と回答した。

さらに、どのような出費を節約するかを尋ねたところ、おせちなどの“食料品”が7割を超え最も多く、“外食費”や“交際費”が続いた。
さらに、お年玉などの“ギフト費用”も節約する人が多いことが分かった。

そこで「イット!」は、お得な“正月食材”を求めて、多くの客でにぎわう神奈川・横須賀市にある直売所に向かった。

訪れた客が真剣な表情で品定めしていたのは、静岡県の焼津漁港などで水揚げされた“天然本まぐろ”。

店頭では、天然のインドまぐろのたたきが800円で売られていた。

買い物客:
すごく安いと思う。

買い物客:
正月休みは(家族が)みんな来るので、大盤振る舞いして、普段は節約。こんなものは全然買えない。

この家族は、お正月用に約1万5000円分の大量のマグロを購入していた。

買い物客:
本まぐろは全種類買いました。マグロは(正月に)食べたいので(マグロは)渋らずに買って、ほかのもので違う節約する。

この直売所の安さの秘訣(ひけつ)は、マグロを保管する冷凍倉庫が直売所の隣にあるため、輸送コストがかからないという。

“オオズワイガニ”はリーズナブル

次に向かったのは、東京・銀座にあるカニ料理の専門店。

ランチタイムには、年末年始にとっておきのごちそう、カニを食べる客の姿があった。

ランチを食べる女性
あんまり頻繁に食べられるものではないと思うので、ごほうびとして食べるものとして好き。

ランチを食べる外国人:
カニがとても好きなんだ。オイシイ。

級食材のカニだが、今、比較的リーズナブルに食べられるカニが注目されている。

石渡花菜キャスター:
オオズワイガニがいますよ。せっかくなので持ってみます。大きいですね。そしてずっしり重たいです。私の腕と同じくらいの長さがあります。

北海道で2年ほど前、突然大量にとれ始めた“オオズワイガニ”。

この店では2カ月前から、“オオズワイガニ”の提供を始めた。

越前ガニのコースと比べると、価格が3分の1ほどで食べられるとあって、“オオズワイガニ”の予約が急増。今では越前ガニや毛ガニを抑えて、人気ナンバーワンとなっている。

“オオズワイガニ”は、どんな味なのだろうか? 

石渡花菜キャスター:
んーおいしい。身がプリプリですね。最初にオオズワイガニの甘さがフワッと広がり、そのあとにカニの風味が口に残りおいしい。

物価高の救世主となりうる“オオズワイガニ”。

銀座蟹長者 ・松本和麿店長:
オオズワイガニが豊漁でございますので、お得にお召し上がりいただくことができます。今年も多くのお客様からオオズワイガニコースに予約が入っていますので、来年もやっていこうかなと思います。
(「イット!」 12月22日放送より)