釧路湿原周辺のメガソーラー建設を巡る問題で、大阪市の開発事業社は12月22日、釧路市昭和地区での施設建設を始めたことがわかりました。
昭和地区の建設計画は、釧路市と地元住民が強く反対していて、話し合いが続いていました。
建設工事が始まったのは、釧路市昭和地区のメガソーラー建設予定地で、22日昼前、作業員がチェーンソーで木を伐採しているのが確認されました。
会社側は取材に対し、「工事は着工した」と話し、今後、建設工事が本格化するものとみられます。
昭和地区でのメガソーラー建設を巡っては、釧路市と地域住民が希少生物への影響が避けられないなどとして、反対していましたが、建設を進める「日本エコロジー」の松井政憲(まつい まさのり)社長は地元町内会への説明会で、美化協力金と称して現金200万円を支払う提案をするなど、協議は難航していました。
地元町内会は年内の着工に強く反対していて、今後、会社側との確執は一層深まりそうです。