長崎市の西浦上中学校で、このほど命の大切さについて考える講演会が行われました。
西浦上中学校の全校生徒、約360人に講演を行ったのは、NPO法人有明支縁会の草野紀視子さんです。
草野さんは、自身が父親から虐待を受けた経験や葛藤を話し、「どんなことにも意味があり、乗り越えることが大切だ」と伝えました。
NPO法人有明支縁会 草野 紀視子さん
「逃げたいと思うことあると思います。そのときには逃げてもいい、でも命は落とさないでください。そこを乗り越える手段は何かしらあるはずです。」
西浦上中学校2年 城内 佳歩さん(14)
「何事も挑戦していけたらな。不安なことでも友達と協力して助けてもらいながら、頑張っていこうと思いました。すごく前向きになれました」
長崎県内の公立の小学校から高校までの不登校者数は、2024度4113で、10年前の約2.5倍に増えています。
草野さんは「個別で学習できるオンラインシステムやメタバースを利用した居場所作りで、学校以外の学習機会を作るべき」と指摘していました。