21日、投開票された竹原市長選挙は無所属・新人で元市議の平井明道(ひらい あきみち)氏(46)が3選を目指した現職の今栄敏彦(いまえ としひこ)氏(65)との一騎打ちを制し、初当選を果たしました。
【平井明道氏・勝利の弁】
「支援者の皆様、有権者の皆様、感謝を申し上げます。ありがとうございます。竹原市を改革・改善して必ず市民の皆様の思いにつながる市政にいたします」
選挙戦で「ハコモノ利権政治からの脱却」などを訴えた平井氏は5886票を獲得し、自民党など与野党4党が推薦した現職の今栄敏彦氏に1500票余りの差をつけて初当選しました。
3選を目指した今栄氏は組織戦を展開し、「現在の市政の継続」を訴えましたが、及びませんでした。
【今栄敏彦氏】
「2期8年間、誠実に務めてまいりましたが、結果として市民の皆様に私の取り組んできたこと、これから進めようとすることにご理解をいただくことができなかったことに非常に残念な思いがしております」
投票率は53.33%で前回を3.01ポイント下回りました。
選挙から一夜明け、竹原市役所では平井氏に当選証書が手渡され、平井氏は改めて今後の市政の舵取りに意欲を示しました。
【平井明道氏】
「まずは人口減少問題、若者が働く場所がないということが一番大きい問題だと思っていますので、企業誘致も含め、若者の子育て支援も含めて、そこに対しての支援をきちんとしていこうと思っております」
<竹原市長選>
無・新 平井明道氏(46) 5886票
無・現 今栄俊彦氏(65) 4381票