国内最大級のユーザーを持つタクシーアプリ「GO」のサービスが、12月19日から島根県松江市と出雲市で利用できるようになりました。
全国の都道府県で47番目のサービス開始です。
中村友香記者:
きょうから松江市でもスマートフォンを使って、簡単にタクシーを呼ぶことができるようになりました。
タクシーアプリ「GO」を導入したのは、松江市と出雲市で営業する「一畑交通」です。
会社では19日の朝、配車の指示などドライバーへの連絡に使うスマートフォンが車両に取り付けられました。
利用できるのは松江市内と出雲市内で、合わせて15台がサービスに対応するということです。
タクシーアプリ「GO」は、ダウンロード数3000万を超え、国内最大級のユーザーを持ち、全国46の都道府県でサービスを提供。
島根県は最後の空白エリアとなっていました。
松江一畑交通・立脇等社長:
県外からのビジネスのお客様から「なぜ松江にはアプリがないのか」という問い合わせがかなりありました。
県外のビジネス客などから対応を求める声が殺到、導入を決めたということです。
このアプリ、どのように使うのでしょうか?
アプリを開くと、地図上には現在地周辺のタクシーの位置が表示されます。
乗車場所と行き先を入力し、タクシーが到着するまでの待ち時間や目的地までの運賃などを確認したうえで配車を依頼します。
オペレーター経由に比べ、タクシーの待ち時間が短縮されるほか、乗客と車両の位置が地図に表示されることで、ドライバーに乗車場所が正確に伝わるなど利便性の向上が期待できるということです。
さらに…。
松江一畑交通・立脇等社長:
タクシーの空車が多いときに開放するんですよ。そうすると、今までなかった仕事が取り込めますよね。
アプリによる配車で運行を効率化、売り上げ増につながればとタクシー会社もメリットを見込んでいます。
松江と出雲の一畑交通では、タクシーアプリに対応した車両を増やす一方、従来の電話による配車や予約も並行して続けることにしています。