島根県益田市で12月19日、クマの成獣と幼獣の合わせて3頭が捕獲され、殺処分されました。
捕獲場所の近くでは、70代の男性がクマに襲われていたことから警戒を続けていて、市は、今回捕獲された成獣のクマが男性を襲った可能性が高いと見ています。

益田市によりますと、12月19日朝、益田市波田町に設置されていた檻に、クマの成獣1棟と幼獣2頭がかかっているのが見つかったということです。
18日夜に檻に入ったとみられ、今後周辺の住民に危険を及ぼす恐れがあるため3頭とも殺処分されました。

益田市波田町では12月4日に、70代の男性がツキノワグマに襲われ顔や手にケガをしていて、その後、警戒のため市が檻を設置していました。

捕獲したクマの胃からはカキが見つかり、襲われた男性が目撃したクマと体型が似ていることから、処分された3頭のうち、成獣のクマが男性を襲った可能性があるということです。

市は引き続きセンサーカメラを設置して監視を続け、必要があれば檻を仕掛けるなどして警戒することにしています。

TSKさんいん中央テレビ
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