ゲームセンターの景品として使われていたおもちゃの拳銃に、実弾の発射機能があるとして警察は2025年7月から全国で回収を進めています。

鹿児島県警によりますと県内では約120丁が未回収となっていて、12月31日までに最寄りの警察署などに届け出るよう呼びかけています。

実弾の発射機能があるとされる拳銃はプラスチックでできた中国製で、県警によりますと県内ではゲームセンターの景品として約150丁が出回り、18日までに27丁が回収されています。

月別で見ると回収が始まった7月は12丁、8月は4丁、9月は1丁で、県警がおもちゃの拳銃を公開し、回収を呼びかけた10月が9丁、11月はなし、12月は1丁となっています。

所持していたのは、幼稚園児から高校生、成人などということです。

警察では12月31日の回収期間を過ぎて、所持や販売を行うと銃刀法違反に触れるおそれがあるとして、12月31日までに最寄りの警察などに届ければ罪には問わないとしています。

県警本部・鶴田忍刑事部長
「お子さんをお持ちのご家庭の方は、おもちゃ箱などの確認をいま一度お願いします」

この拳銃は国内に約1万6000丁が入ってきたとみられ、全国では11月末までに、3961丁が回収されています。

鹿児島テレビ
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