日本の研究力向上を目的に国が10兆円規模の基金で支援する「国際卓越研究大学」の候補に東京科学大学が選ばれました。
「国際卓越研究大学」は日本の研究力低下を受けて導入され、国が設立した10兆円規模の基金の運用益を活用して世界最高の研究水準を目指す大学を支援するものです。
文部科学省は19日、「国際卓越研究大学」の候補に東京科学大学が選ばれたと発表しました。
正式に認定されれば初年度の助成は百数十億円にのぼる見通しです。
京都大学も候補に選ばれましたが、体制強化の計画案を最長1年かけて改善した後に認定される見通しです。
一方、東京大学は継続審査となりました。
2回目の公募に申請した8大学のうち大阪大学、早稲田大学、九州大学、筑波大学、名古屋大学(受付順)は選ばれませんでした。
初回の公募では東北大学が選ばれ、2025年度分として約154億円が助成されています。