おいしそうなキビナゴをたっぷり挟んだハンバーガー。
鹿児島市の武岡小学校の18日の給食なんですが、実は児童が考案したものです。
学校創立50周年を記念した取り組みですが、メニューにはどんな思いが込められているのでしょうか?
大きなザルに入れられた魚。
錦江湾でとれたキビナゴです。
鹿児島市の武岡小学校の給食室では、給食の先生がキビナゴのフライを作っていました。
武岡小学校では創立50周年を記念し、子どもたちに食への関心を高めてもらおうと全校児童を対象に給食で提供するオリジナルメニューを募集。
180点の応募の中から教職員ら約40人がオリジナル性や栄養バランス、「武岡をイメージさせるものがあるか」といった観点で審査し、大賞に選ばれた3つのメニューが2025年度の給食で提供されます。
18日作られるのは、2年生の田頭秀隆くんが考えた「きんこうわんバーガー」。
「標高130メートルの武岡小からのぞむ錦江湾のキビナゴを使いたい」という思いが込められています。
待ちに待った給食の時間。
子どもたちの教室に甘辛く味付けしたキビナゴが並べられました。
「おいしい給食いただきます!」
丸いパンにチーズとキビナゴを挟めば「きんこうわんバーガー」の完成です!
メニューを考案した田頭くん、少し緊張した様子でしたが、一口食べてみると…。
メニューを考案・田頭秀隆くん(2年生)
「うん、おいしい。食感、味、風味とかいろいろ考えました。とてもうれしいです」
クラスメートもおいしそうに頬張ります。
児童
「チーズとキビナゴが2つ混ざっておいしい感じがした」
「友達が作った特別な味」
オリジナルメニューの給食を通じて、子どもたちは地元の食材のおいしさを感じていました。
武岡小学校・野本正樹校長
「非常に良かったと思う。いろんなことにチャレンジする中でこれをやったらどうなるかと真剣に考えて結果に結び付けるような生活をしてほしい」
武岡小創立50周年を記念してつくられたオリジナルメニューは、今後も定期的に給食で提供されるということです。