平和誓う手形 ♯44 広島大学 越智光夫 学長
去年、創立75年を迎えた広島大学
越智光夫さんは医学部教授や大学病院長を経て2015年から12代学長に。
【広島大学 越智光夫 学長】
「広島大学は平和の大学。平和を希求し、チャレンジする国際的教養人の育成にずっと務めておりますので、平和への意識というのは非常に強い大学」
1945年8月6日 午前8時15分 広島に原爆投下
広島大学の前身校9校の関係者 少なくとも676人がその年のうちに死亡。
焼け野原の広島で、広島大学開学に向け、県民の協力募金が行われた。
1949年 希望と復興のシンボルとして開学
初代 森戸辰男学長は世界の大学へ緑化計画への協力を呼びかけた。
世界から集まった苗木や種子により、大学だけでなく広島の町にも緑が広がった。
平和の想いをつなぐ広島大学・越智学長が手形に込めたのは…
【広島大学 越智光夫 学長】
「ひとりひとりが考え行動し『創る平和』を!」
「平和というのは思っているだけでは来ない。ひとりひとりが自分の頭で考えて行動する。そして、創り上げていくということが必要。8月6日前後に、世界平和学長会議を開催、(世界から)多くの学長、或いは副学長の先生に来ていただいて、原爆の実相を実際に見ていただく。それに加えて、世界中から学生さんに来ていただいて、平和についての話し合いを(してもらう)。広島の学生と一緒になって考えて、どういうふうに行動していくか『ピース スタディ ツアー』というので行っています。そういうことを通して、一人ずつが考えて、行動してもらうというふうなことに繋げていきたいと考えています」
「つたえるつなげるヒロシマナガサキ」