過疎化が進む中山間地域で新しい命が誕生したというニュースです。
今月15日に生まれたばかりの赤ちゃん。
島根県江津市の森下里奈さん、晃さん夫婦の第一子として、誕生しました。
身長51センチ、体重3250グラムの元気な男の子です。
この男の子が生まれたのは、まちおこし会社の「MSERRNT」が神石高原町に医師や助産師を誘致して今年10月にオープンを迎えた「神石のたまご助産院」です。
町によりますと、町内に産科ができたのは2004年に4つの町村が合併して以来、初めてだということです。
18日、入江嘉則町長が助産院を訪れ、親子を祝福しました。
【母親・森下里奈さん】
「(町内には)私が(この助産院で産む)“第一号”と知っている人もいて『頑張ってね』と温かい言葉がけをしてもらって、すごくいい場所だなって思いました」
【父親・森下晃さん】
「妻にはすごくありがとうと感謝の気持ちでいっぱい。子どもも元気に産まれてくれて、とてもかわいいですし、よかったなと思っている」
この助産院では、他にも十数人の妊婦が出産を希望しているということです。
神石高原町内に産科はなく、妊婦の多くは福山市などに通院しているということで、車でおよそ30~40分かかるということです。この施設ができて、妊婦のみなさんに安心感がもたらされたのではないでしょうか。