2025年の大分県内の出来事をシリーズで振り返る回顧おおいた2025。大分県内で起きた事件や事故を振り返ります。
1月、年明けに殺人事件が発生しました。
◆TOS児玉直輝記者
「事件から一夜明けた。現場から100メートルほど離れたこちらと奥にも規制線が張られていて、閑静な住宅街に物々しい雰囲気が漂っている」
豊後大野市の住宅で同居する父親を殺害した疑いで当時55歳の息子が逮捕されました。
男は「ウサギの飼育を巡って父親とトラブルになった」などと容疑を認めその後、大分地裁で懲役15年の実刑判決を受けました。
5月。
大分市大平で自宅に母親の遺体を遺棄した疑いで57歳の息子が逮捕される死体遺棄事件が発生。男は母親の年金を不正受給していました。
その後、男には実刑判決が言い渡されています。
また未解決事件にも大きな動きが。
◆TOS山路謙成記者
「八田與一容疑者が走行していたこの道路の法定速度は40キロですが、県警は走行実験などを行い、速度からも殺意が認められるとして新たに殺人容疑などを追加しました」
2022年に発生した別府市のひき逃げ事件で重要指名手配されている八田與一容疑者について殺人などの容疑が追加に。
時効の無い殺人事件として現在も捜査が続いています。
2025年も様々な事件事故が発生しました。5月には大分市入札妨害事件で、現職の市議会議員逮捕。8月、 津久見市の保戸島沖で砂利運搬船とヨットが衝突。ヨットに乗っていた大分市の医師が死亡しました。同じく8月、日出生台演習場で訓練中の隊員2人が死亡。死因は落雷による感電死と判明しました。
そして2025年も交通事故が相次ぎました。
4月、大分市の国道197号の舞鶴橋で車4台が絡む玉突き事故が発生。
◆TOS刀祢優月アナウンサー
「4台の玉突き事故が起きた舞鶴橋。トラックは事故の衝撃で進行方向とは逆の方向を向いている」
同じく4月、大分市西大道ではタクシーが男性をはねる死亡事故がありました。
◆TOS佐々木理人記者
「死亡事故が起きた現場は3車線で道幅は広く、見通しのいい直線道路」
県警によりますと、県内では交通事故で12月15日までに38人が死亡、2261人がけがをしています。
死者数は2024年と比べて12人多く、11月には県知事による非常事態宣言が12年ぶりに発令されました。
◆TOS山路謙成記者(福岡高裁)
「危険運転が成立すると認められた大分地裁の判決からおよそ10か月。双方が控訴したこの裁判は再び高裁の舞台で争われることになった」
2021年に大分市大在で起きた時速194キロの車による死亡事故。
当時19歳の男が危険運転致死の罪に問われ、9月に控訴審が福岡高裁で始まりました。
判決は2026年1月22日に言い渡されます。
公務員の不祥事も相次ぎました。
大分市内で酒を飲んだ状態で自転車を運転し罰金の略式命令を受けたとして元西部振興局長の参事監が7月、停職処分を受けました。
ほかにも、教師や消防士など不祥事が相次ぎました。
2025年も様々な事件や事故、不祥事が相次いだ県内。
2026年は安心して過ごせる1年となることを願うばかりです。