和華蘭文化を味わえる観光ツアーの体験会が17日、長崎市でありました。
長崎の魅力が一つのツアーに詰め込まれています。
モニターツアーに参加したのは県内のホテル業や観光業の担当者です。
新しい観光体験コンテンツを生み出そうと、長崎市が企画しました。
観光に出かける前に、出島にあるレンタル着物専門店で和服に着替えます。
参加者
「一気に日常生活じゃない和の世界に入った気分」「ただの旅行というよりも、形から入るじゃないけど」「本当に思い出に残るような旅行ができるかなと思う」
支度が整ったら、人力車に乗って新地中華街やめがね橋など市内の中心部を巡りながら最後の目的地へ・・。
着いたのは料亭「一力」です。
卓袱料理を食べながら長崎検番の舞を鑑賞します。
「すごく楽しかった。普段ないリズムだったので難しかったけど、いい経験させてもらった」「人力車から含めて観光客の方が喜んでいただけるのではと感じた」
このツアーでは食と芸能、歴史を一度に体験できます。
長崎市文化観光部 橋口 絢香さん
「長崎ならではの体験として、付加価値を高めていきたい」「国内外の方に長崎の魅力をより深く伝えていきたい」
市ではモニターツアーのアンケート結果を12月末までに集計し、今後、実施に向け準備していくことにしています。
長崎市は2025年度、販路開拓や情報発信の総合的な支援を行う観光庁の「地域観光魅力向上事業」に認定されています。
市によりますと、2024年度の観光客は、前の年に比べて7.4パーセント増えた約654万人と、コロナ禍前に近い水準となっています。