知人女性に対する不同意わいせつの罪に問われている岡山県警警視の男の裁判で、12月17日、被害者の女性の証人尋問が行われ、「起き上がろうとする度、強く押さえつけられ何をしても無駄だと思った」と述べました。

岡山県警の警視、和田弘男被告(58)は2024年5月、岡山市内の自宅で酒を飲んで泥酔した報道関係者の知人女性の下半身を触るなどわいせつな行為をしたとされています。

和田被告は12月15日の初公判で起訴内容を否認し、無罪を主張しています。17日に行われた検察側の証人尋問で、被害者の女性が、法廷の外からビデオリンクシステムで証言しました。

当時の状況について女性は「起き上がろうとする度、上から強く押さえつけられ、何をしても無駄だと思った」と述べました。また、被告から日本酒を繰り返し勧められたことについては「勤務先と岡山県警との関係性に亀裂が入ることを恐れ、強く言い返すことができなかった」などと述べました。

裁判は女性の証言の信用性を中心に争われ、2026年3月2日に結審し、その後、判決が言い渡される予定です。

岡山放送
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