半導体技術の最新の研究内容などを紹介するフォーラムが16日金沢工業大学で開かれました。
これは北陸の大学や企業など産官学で半導体産業の育成を進めようと今年8月に発足した北陸半導体コンソーシアムが開いたものです。
金沢工業大学で開かれたフォーラムには、北陸の企業や教育関係者など約180人が参加しました。
この中で大きな電流や電圧を制御するパワー半導体の次世代素材として注目されている酸化ガリウムについて研究の最先端を走る大阪公立大学の東脇正高教授が、基調講演を行いました。東脇教授は、2030年にはICTが世界の電力需要の20パーセント強を占める中、より効率的で低コストな次世代素材が必要として、酸化ガリウムの最新の研究内容を紹介しました。
コンソーシアムでは、こうしたフォーラムを定期的に開き人材育成につなげていく方針です。