日本銀行宮崎事務所は12月の宮崎県内の景気判断について「高齢者を中心に節約志向が高まっている」として46カ月ぶりに判断を引き下げました。
日本銀行宮崎事務所によりますと、12月の景気情勢について「一部に弱めの動きもみられるが、緩やかに回復している」と判断しました。
百貨店やスーパーの販売額は商品の値上げで販売数が減り、前年の同じ時期に比べ0.2%増と大きく変わりませんでした。
家電の大型販売店の販売額は、パソコンのOSサポート終了による駆け込み需要で前年の同じ時期に比べ4.5%伸びたものの、冷蔵庫や洗濯機などの売れ行きは伸び悩んでいるということです。
日本銀行宮崎事務所は「高齢者を中心に節約志向が高まっている」として、県内の景気判断を46カ月・3年10カ月ぶりに引き下げました。
今後の見通しについては、「現役世代の個人消費が増え回復基調となることを期待している」としています。