脱線転覆事故の影響で一部区間で運休していた秋田内陸線が、16日の始発から全線で運転を再開しました。

12日、秋田・北秋田市阿仁萱草の秋田内陸線・萱草駅近くで、運転中の列車が脱線し転覆しました。

この影響で内陸線は、阿仁合駅(北秋田市)と角館駅(仙北市)の間で運転を見合わせていましたが、復旧作業が終了し安全が確認されたことから、16日の始発から全線で運転を再開しました。

利用客は「免許更新しなかったので、運転再開は本当に助かる」と話していました。

内陸線は安全対策として、事故があった橋の手前で一時停止した後、徐行運転しています。

脱線した列車は倒れていた木に接触した可能性があり、国の運輸安全委員会が調査を進めています。

秋田内陸縦貫鉄道・長峰英雄社長:
「今回の事故を受け、皆さまに大変ご心配、ご不便をおかけし、心よりおわび申し上げる。しっかりと安全を確保し運行に務めたい」

なおダイヤに変更はなく、これまで通り運行されますが、事故車両の解体や引き上げのめどは立っていません。

秋田テレビ
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