2026年のミラノ・コルティナオリンピックの日本代表が決まる「全日本フィギュア」が12月19日に開幕します。愛知県岡崎市出身の壷井達也選手(22)は、大学を休学し、ミラノへの切符を狙います。
壷井選手:
「昔からスケートをうまくなりたいというのはずっとあって、スケートを真剣にやるからにはオリンピックに行きたいなというのはずっとありました」
壷井選手は、3歳の頃にフィギュアスケートと出会い、幼少期は実家がある岡崎市から名古屋市内のアイスリンクに通う日々を過ごしました。
その後は着実に実力を上げ、2024年のNHK杯と全日本選手権では表彰台に立ち、日本のトップスケーターの1人となりました。
壺井選手は、神戸大学の国際人間科学部に所属する大学生です。
壷井選手:
「人がどうやって運動を学習するかみたいなことに興味があるので、上手い選手の筋肉の活動パターンを取り出して、そこにどうやったら近づけるかみたいな研究をしていきたいと思っています」
リンクを離れると学業にも真剣に取り組んできましたが、夢だったオリンピック出場を目指し、大学院進学を延期し休学を決意しました。現在はリンクと自宅を往復する毎日です。
壷井選手:
「スケートに対して全てを懸けたいという思いがあって、今年は休学してスケートに専念するという形を取りました」
壷井選手は現在、神戸で一人暮らしをしています。
壷井選手:
「めっちゃ食べるんですよ。朝練に行く前と、帰ってきてからも軽く食べているので、1日5食みたいになっています。動いていたら、ちょっとエネルギーが弱いなって分かるので、そういう時は食べる量を増やしたりとか」
アスリートにとって生命線でもある食事には、こだわりがあります。
壷井選手:
「疲労がたまってくると、4回転に必要なパワーが出せないという問題がやっぱりあって」
今シーズンから4回転ジャンプの種類を増やしたことで、演技中の体力消費が一気に増えました。
壷井選手:
「全日本で上にいくためには、4回転2種類が必須になってくると思いますし、全日本でショート・フリーで演じ切って、絶対に自分の中で後悔のないような演技をしたいと思っています」